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橋下知事に賠償命令、光市母子殺害の弁護団懲戒呼び掛けで

 山口県光市の母子殺害事件被告の元少年(27)=死刑判決で上告中=の弁護団だった4人が、テレビ番組で懲戒請求を呼び掛けられ業務に支障を来したとして、橋下徹弁護士(現大阪府知事)に計1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、広島地裁(橋本良成裁判長)は2日、計800万円の支払いを命じた。

 橋本裁判長は橋下氏の発言について「懲戒請求との因果関係は明らか」とした上で「原告らの名誉を棄損し、不法行為に当たる」と指摘した。

 訴状などによると、橋下氏は昨年5月、出演した民放番組で、差し戻し控訴審の弁護団を批判し「見ている人が一斉に懲戒請求をかけたら、弁護士会としても処分を出さないわけにはいかない」と発言。放送後、「意図的な裁判遅延だ」などと4人が所属する広島弁護士会に、大量の懲戒請求が出された。〔共同〕(11:14)

社会 | おくやみ