【北陸発】南砺中央病院 深夜救急診療を休止 あすから 医師不足で2カ月間2008年10月2日 医師不足が深刻な富山県南砺市の公立南砺中央病院は早くて三日から、午前零時以降の救急診療を一時休止する。医師の負担軽減のためで二カ月間ほど休止する予定。この間の患者数などの状況をみて、今後について最終的な判断をする。 一日開かれた同市議会全員協議会で市医療局が明らかにした。 十六診療科、百九十病床の同病院の常勤医は現在十一人。砺波医療圏の中で近隣の三病院とともに輪番制で二次救急患者を受け入れている。 南砺中央病院では当直医一人のほか、別の専門の医師一人が緊急時に備えて待機。医師によっては当直が月六、七回、待機が十二、三回に及ぶこともある。九月末で医師二人が退職し、残る医師一人当たりの負担増が懸念されていた。 休止後も午前零時までの時間外診療は従来通り受け入れる予定。同医療局は「深夜の患者数は多くなく影響は少ない」とみており、軽症患者には一次救急医療施設を利用してもらうなど理解を求める。 (南砺通信部・河郷丈史)
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