10月2日のながさきニュース
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長崎新聞
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離島で地域医療の人材育成 長崎大プログラム開発へ
長崎大は本年度から三年計画で、本県離島の医療、保健、福祉施設を教育拠点に、地域医療に携わる人材を育成するプログラム開発に着手する。医、歯、薬各学部の学生が卒業まで一貫して地域医療の教育を受け、共同で実習に臨むのが特徴だ。
この事業は、文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム」に九月三十日付で採択された。長崎大は二〇〇七年度まで四年間、医学部高学年を中心に離島での臨床実習に取り組んでおり、今回はその発展版となる。担当者は「医師不足が深刻化する中、地域医療の担い手育成の具体策となる。『長崎モデル』として全国に発信したい」としている。
プログラムは五島市、新上五島町、対馬市、北松小値賀町の病院、診療所、保健・福祉施設で実施。医、歯、薬の各学部の学生が一年生時から継続的に実習を受ける。このほか、三学部の学生が一緒に医療・福祉現場の見学、地域住民への健康講話、チーム医療の実践などに取り組み、職能の相互理解につなげるという。
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