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東大、農薬の不正使用を認め謝罪 関係者処分へ

 東京大大学院農学生命科学研究科付属農場(東京都西東京市)が水銀系農薬を不正に使用していた問題で、東大は2日午前、東京都内で記者会見を開き、実習用水田で水銀系農薬をコメの栽培に使っていたと発表した。浜田純一副学長は「大変な問題を引き起こし、周辺住民や関係者の皆様に不安を与えてしまった。誠に申し訳ありません」と謝罪した。

 東大はこの農薬による健康被害が出る可能性は低いとみているが、安全が十分に確認されたとはいえないため、今後は残留農薬などの調査を進めるとともに、関係者らを処分する方針を明らかにした。

 東大によると、不正使用されたのは35年前の1973年に農薬としての使用が禁止された「酢酸フェニル水銀」。東大農場の技術系職員が97―99年の3年間、実習用農場で栽培するコメの種もみの殺菌用に使っていた。(12:11)

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