■失恋した件について

理系男子大学生。昨日振られた件について、一日経って落ち着いてきたので、何があったのかを客観的に把握・整理しようと思って書き出してみる。

あらすじ

サークルで知り合ったある女の子を好きになり、メールしたり話したりする程度になったある日、渡したいものがあると言って彼女と二人で落ち合うことを約束した。

その日はお茶しながらおしゃべりし、会話の流れもあって、別れ際に告白をしたのだ。その時、彼女はひどく驚いたらしく、今すぐには返事が出来ないので、と答えた。保留されたわけだ。

昨日

その彼女から連絡があり、会えないかと言われた。そして会ったのが昨日だ。

お昼を食べながら話そうというので、お昼に駅で落ち合い、食事を取る。

その中で、私は振られたわけだ。理由としては

「まだよく(私)のことが分からないから」(実は彼女と知り合ってから2ヶ月も経ってなかった)

「ちょっと気になる人がいる」

という2点だったように思う。思う、と言ったのは、彼女の言葉の歯切れが悪かったからだ。私の気が動転していたのもあるけど。それを補強するかのように、

「今までどおりでいて欲しい」とも言われた。二人で遊ぶこともOKらしい。

ここまでならただ振られたように受け止めただろう。ところが、その後も時間があったので少し話すことになった。

サークルのこと、趣味のこと。

ところが、なぜか、恋愛の話になってしまった。

これには私も困ってしまった。

ついさっき振られたはずの目の前にいる女の子から、

「クリスマスはいつもどう過ごしてるか」

「これまで彼女と付き合ったときにどれくらい持ったか」

「記念日は覚えているほうか」

などについて問われているのだ。

私はこのテの話題は興味のある人か、あるいは話を振っても誤解を受けられない人にしかしないので、この話を振られたときに非常に戸惑った。

正直に答えるべきなのか、とか、どういう意図で聞いてきてるのだろうか、とか。

彼女とは話は合うし趣味も同じなので、わざわざ恋愛話を出さなくても時間を潰す事くらい容易いはずなのに。

考察

こんなことがあったのが昨日。一日かけてなんとか現実を受け止めようという気力は出来てきたので今日、この出来事について考えてみようと思った。

"考察"なんて名前をつけたのは一種の理系病とでも思ってくださればよい。

人間の感情、殊恋愛に関しては全くと言っていいほど論理的ではないからこんな考察をすることすら無意味で気持ち悪がられるかもしれないが。

1.

相手のことが良く分からないから、という振る理由が本心であったと仮定して考えてみる。

というのも、たった2ヶ月しか経っていないのだからそう言われるのも至極当然だと考えたからだ。

この場合、後半の話は私を知るための質問だった、と考えると納得はできる。しかし、彼女には「気になる人」がいるわけで、私は(少なくとも今は)本命ではないのだ。

可能性として、私が"滑り止め"候補であることが考えられる。本命がダメだったときの保険というやつだ。

そうすると、今までどおり遊びたいというのは私を候補に留めるのに有効に働くだろう。

2.

相手のことが良く分からないから、という振る理由が本心ではなく、ただのこじつけであったとしよう。

すなわち、振りたかったのだが、素直な理由を言えないので、良くわからないことにしておこう、ということだ。

この場合は解釈が困難になる。一緒に遊ぶ理由などないし、まして自分から今までどおりでいて欲しいなどと言い出す正当な理由が見つからない。

いや、友人としては遊べるけど、恋人としては無理だ、ということかもしれない。

しかし、その中で恋愛話を出すのはどうだろう。女性陣が"友達"相手に恋愛の、しかも比較的ディープな話をするのかどうか知りたいところだが。

私はこの可能性を排除するのは簡単だと思っている。

1.と2.の考察から、少なくとも振った理由に関しては本心であることを支持できると思う。そして私は"滑り止め"であることも可能性として高いと判断できそうだ。

これから

こんな風に解釈してみたのだが、これからどうしたいかという自分の感情は全く決まっていない。現実を受け入れるだけで精一杯なのが現状だ。

少なくとも彼女は私を嫌っていないのだから、無理矢理離れる必要はないといえばない。(なんといっても彼女と一緒にいると居心地はいいから。)

しかし、一方でずっとこのままでいるのは私にとって良くない、とも思う。振られて、しかも本命が別にいるらしいのだから、私は(恋愛的な意味で)さっさと離れて新しい恋人でも見つけるべきだろう。

彼女が本命だった人を諦めて、私の方に流れる可能性をどこかで信じている自分が馬鹿らしい。

少なくとも彼女とは何回かサークルやなにやらで会わねばならない。その中で自分がどう対処するかを考えていかないと。

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