2008年10月1日 19時26分更新
岡山市の男からストーカー行為を受けていると警察に相談していた女性が遺体で見つかった事件で、先月26日の夜に、女性の自宅近くで「男女の争う声や女の人の悲鳴が聞こえた」という110番通報があったことがわかり、警察では、女性が自宅近くで連れ去られた可能性もあるとみて調べを進めることにしています。
この事件は、29日、岡山市の新岡山港で市内の会社員、杉本文さん(24)が遺体で見つかったものです。
警察によりますと、今月26日の夜に、杉本さんの自宅近くの住民から「家の近くで男女の争う声や女性の悲鳴が聞こえた」という110番通報があり、警察が現場に駆けつけましたが、不審者などはいなかったということです。
杉本さんは、同じ日の夜に「映画に行く」と友人に連絡を取って以降、行方がわからなくなっていました。
杉本さんは、市内で自殺を図った24歳の男からストーカー行為を受けていると警察に相談していて、警察に対し、この男は、「杉本さんを殺した」と話しているということです。
警察では杉本さんが自宅近くで何者かに襲われて連れ去られた可能性もあるとみてさらに調べを進めるとともに、岡山市内の病院で手当を受けている24歳の男の回復を待って詳しい話を聞くことにしています。