2008年10月1日 19時26分更新
岡山県と香川県の間にある瀬戸内海の環境を昔の状態に修復しようとする協議会がきょう設立され、この海域で魚が減少している現状などが報告されました。
この協議会は岡山県と香川県の間にある瀬戸内海の環境を修復するため設立されたもので、国土交通省や学識経験者、それに岡山県などからおよそ20人が参加しました。
はじめに、国土交通省の担当者からこの海域では▼全体の漁獲高が昭和55年ごろをピークにおよそ30パーセント程度に減少していることや▼魚などの住みかとなっている藻場の面積が(もば)平成元年までの30年間でおよそ87パーセントが減少したことなどが報告されました。
つづいて、この海域で環境を修復していく計画案が説明され、沿岸部にある藻場や海砂利を採取した跡地の修復を進めることで魚介類が住みやすい環境にしていく方針などが示されました。
修復計画は来年3月までにまとめられ国土交通省などは計画を元にこの海域の環境を昔の状態に修復する取り組みをすすめることにしています。