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... 「意見交換努めた」チボリで石井知事

03/05-12:20--「意見交換努めた」チボリで石井知事

 景山氏は、伊原木副会長が「県から重要なことを聞く際、大半が新聞報道で知った」と発言したことに触れ「日ごろのしっかりしたコミュニケーションはなかったのか」と追及。  さらに、伊原木副会長が主張したデンマークのチボリ・インターナショナル(TI社)と提携契約を結んだ上で完全民営化する案について「どのような見解を持ち、どのように意思を示したのか」と見解を求めた。  また、他の民間には土地を貸さないなどとしたクラボウ(大阪市中央区)からの回答が、申し入れから短期間だった点も質問。  「チボリの件で担当部長、課長などは大変過重な仕事になっており、心理的、精神的に厳しいと思わざるを得ない。もう少し体制を強化すべきだ」と、担当職員への思いやりも見せた。  コミュニケーションについて、石井知事は「坂口社長はもとより取締役の方々とも、取締役会やさまざまな機会をとらえて、私自身の考えを話し意見交換に努めるなど、私なりに努力をしてきた」と強調。伊原木副会長の主張には「実現は極めて困難と考えている」と述べた。  クラボウの回答については「クラボウはチ社の大株主で、その都度情報提供や意見交換をしていたので、状況について十分な認識を持ち、社内で速やかに検討されたと思っている」と説明。  職員の負担に対しては「適正な配置に努めていかなければならないものと考えている」と述べるにとどまった。  このほか、井元乾一郎氏(自民)が「政治家として時期を逸することなく、十分な説明と感謝で決意を示し、実行してほしい」と責任ある判断を要求。  石井知事は「今議会での議論や次回取締役会の結論を踏まえ、県政の責任者として適切に判断し、決断すべきときは決断し県民、出資者に十分説明していきたい」と力を込めた。  定例岡山県議会一般質問で景山貢明氏(公明)が4日、倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン(チ社、坂口正行社長)の伊原木一衛副会長(天満屋会長)が県議会全員協議会(2月21日)などで展開した主張について、石井正弘知事の認識をただした。

年間入園券が半額に倉敷チボリ公園www.okanichi.co.jp/okadtivoli.html