清原和博内野手:最初と最後、涙の意味全然違う 一問一答

引退セレモニーを終え、会見で心境を語る清原=京セラドーム大阪で2008年10月1日、小川昌宏撮影
引退セレモニーを終え、会見で心境を語る清原=京セラドーム大阪で2008年10月1日、小川昌宏撮影

 試合後の清原との一問一答は次の通り。

 --試合前、王さんから花束を渡されたが。

 ◆生まれ変わったら、必ず同じチームでやろうと言われた。ドラフトの件もあったが、感謝の気持ちでいっぱいだ。

 --試合の感想は。

 ◆(杉内投手は)全球ストレートだった。感謝したい。あのストレートを空振りして、「あっ、終わった」って納得した。

 --一番の思い出は。

 ◆仰木(彬)監督が大阪、オリックスへ誘ってくれなけば、僕の野球人生、恨みしか残らなかった。感謝することを教わった。

 --今後はどんなステージに進むか。

 ◆球界に戻る夢はあるが、今は23年間酷使した体を休ませたい。

 --一番印象に残った投手は。

 ◆(06年の)松坂(大輔)投手にスカイマークで4打数4三振した。すべて直球でバットにかすりもせず、衝撃的だった。

 --野球が清原選手に与えたものとは。

 ◆僕一人ではグラウンドに立てなかった。最後の答えは感謝。それが野球人生で学んだことだ。

 --グラウンド上で現役を終えられた。

 ◆僕の野球人生は最初は(ドラフトで巨人に指名されず)泣いて始まり、最後も泣いたけど、涙の意味は全然違います。

毎日新聞 2008年10月2日 0時55分(最終更新 10月2日 1時05分)

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