試合後の清原との一問一答は次の通り。
--試合前、王さんから花束を渡されたが。
◆生まれ変わったら、必ず同じチームでやろうと言われた。ドラフトの件もあったが、感謝の気持ちでいっぱいだ。
--試合の感想は。
◆(杉内投手は)全球ストレートだった。感謝したい。あのストレートを空振りして、「あっ、終わった」って納得した。
--一番の思い出は。
◆仰木(彬)監督が大阪、オリックスへ誘ってくれなけば、僕の野球人生、恨みしか残らなかった。感謝することを教わった。
--今後はどんなステージに進むか。
◆球界に戻る夢はあるが、今は23年間酷使した体を休ませたい。
--一番印象に残った投手は。
◆(06年の)松坂(大輔)投手にスカイマークで4打数4三振した。すべて直球でバットにかすりもせず、衝撃的だった。
--野球が清原選手に与えたものとは。
◆僕一人ではグラウンドに立てなかった。最後の答えは感謝。それが野球人生で学んだことだ。
--グラウンド上で現役を終えられた。
◆僕の野球人生は最初は(ドラフトで巨人に指名されず)泣いて始まり、最後も泣いたけど、涙の意味は全然違います。
毎日新聞 2008年10月2日 0時55分(最終更新 10月2日 1時05分)