国の債務残高312兆ウォン、政府は管理計画を策定
【ソウル1日聯合】国の債務残高が年末には311兆6000億ウォン(約27兆3540億円)と、昨年末時点に比べ12兆7000億ウォン(4.2%)増加する見通しだ。債務増加で財務リスクを管理する必要性が高まっていることから、政府は国債満期を長期化し満期前に買い戻することで満期の集中を避けることにした。企画財政部は1日、こうした内容の「国家債務管理計画」を策定、来年度(2009年1〜12月)予算案とともに2日に国会に提出すると明らかにした。
管理計画によると、2003年から2007年までに国の債務残高は165兆3000億ウォン増えた。2002年比では123.7%の増加だ。増加分の内訳は、外国為替市場の安定に69兆ウォン、公的資金の国債転換が52兆7000億ウォン、一般会計の赤字補てんが29兆2000億ウォン、庶民住居の安定が9兆3000億ウォンなどとなっている。
昨年末時点の債務残高298兆9000億ウォンのうち、57.5%は償還可能な金融性債務、残りの42.5%は赤字性債務だった。今年の債務は、赤字性が131兆8000億ウォン、金融性が179兆8000億ウォンで計311兆6000億ウォンの見通し。このうち政府の債務は301兆5000億ウォン、地方の純債務は10兆1000億ウォンとみている。赤字性債務は国民が負担することになる。企画財政部は、国内総生産(GDP)比の赤字性債務を来年の13.4%から2012年には12.1%に、総債務に占める割合は来年の41.4%から39.1%にそれぞれ引き下げる計画だ。