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日本政府、NYT紙に反論文送付へ

社説で「麻生首相は好戦的な民族主義者」と主張

 日本の麻生太郎首相を「好戦的な民族主義者」と酷評した米国紙ニューヨーク・タイムズに対し、日本政府が反論文を送ることを決めた。

 外務省の薮中三十二事務次官は29日、記者会見で「麻生首相は均衡の取れた外交姿勢で臨んでおり、報道されているようなことはまったくない」と述べた。同省は今月26日、麻生首相に随行して訪米していた児玉和夫報道官が電話で抗議したのに続き、ニューヨーク総領事館を通じて抗議の内容を伝えている。さらに同省は、こうした口頭での反論だけにとどまらず、公式な反論文を送ることを決めたというわけだ。

 ニューヨーク・タイムズ紙は麻生首相の就任二日後の今月25日(現地時間)、『麻生太郎の復帰』というタイトルの社説で、「2005年から07年までの外相在任中、日本の植民地主義的な業績を称賛し、戦時中の残虐な行為を正当化することで、韓国や中国との関係をぎくしゃくさせ緊張関係をもたらすなど、隣国に対し好戦的な民族主義者としてよく知られている」と主張した。

 同紙がこの社説を掲載したのは、麻生首相が国連総会で演説を行った日だった。

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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