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【岐阜】不幸な犬猫を減らしたい 岐阜大学生がサークル結成2008年9月28日
保健所で殺処分される犬や猫を減らそうと、岐阜大応用生物科学部獣医過程の学生が中心となってサークルを立ち上げた。多くの犬猫が殺処分されている現実を広く知ってもらおうと、ポスター張りなどの活動をしている。 サークルの名前は「ドリームボックス」。ドリームボックスとは、犬猫が殺処分される際に入れられるガス室のことを指している。 メンバーは同課程の学生ら約30人。同過程の学生らは将来、保健所に就職する者も多い。このため「将来、そうした職に就いた時、少しでも犬猫を殺したくない」とサークルを立ち上げた。 メンバーの奥田順之さん(22)は「世の中のために(飼い主のいない犬猫を)殺すのは仕方のない面もある。だからこそ、不幸な犬猫を減らしていくために呼び掛けていきたい」と思いを語った。 メンバーらはまず、犬猫が殺処分されている現実を知ってもらおうと、手製のポスター(A3判)を作成した。ポスターには殺処分されようとしている猫の写真に「余命3日」などの言葉を添えた。 8月下旬から岐阜市や愛知県、三重県内の大学など合わせて約20カ所にポスターを張った。 今後はポスター張りのほかに、子ども会の集会で講話をするなどして活動を広げていくという。 (宮畑譲)
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