岡山放送局

2008年9月30日 20時55分更新

選手育成の補助金”継続を”


岡山県が、選手育成のためにスポーツチームに支出している補助金を、財政再建を理由に削減する方針を示したのを受けて、女子バレーボールプレミアリーグ一部の岡山シーガルズの河本監督らが30日、県庁を訪れ、方針を撤回するよう求めました。

県庁を訪れたのは岡山シーガルズの河本監督や県バレーボール協会の中島会長など3人で、まず、中島会長が知事に補助金の継続を求める要望書を手渡しました。

県は県内40のスポーツチームなどに支出している年間およそ2億円の補助金を、危機的な財政事情を理由におよそ1億円に削減する方針を打ち出しており、岡山シーガルスについては、これまでの3分の1まで減ることになります。

これについて岡山シーガルズの河本監督は、補助金が削減されれば練習場の借り上げや遠征のための交通費などに影響が出るとして方針の撤回を求めました。

河本監督は「国体での5連覇や昨シーズンはプレミアリーグで4位に入るなど、チームの力がついてきた矢先なので戸惑っている。スポーツを通した地域振興にも貢献していると思うので、補助金の継続をお願いしたい」と話しています。