岡山放送局

2008年9月30日 20時55分更新

JA岡山西で個人情報流出


倉敷市に本店があるJA岡山西で、400人あまりの顧客の住所や氏名などの個人情報が、ファイル交換ソフトを通じてインターネット上に流出していたことがわかりました。

流失がわかったのは、JA岡山西の井原西支店の顧客、451人分の住所や氏名、それに一部の顧客の口座番号などの個人情報です。

JA岡山西によりますと、これらの個人情報は、この支店に勤務する30代の男性職員が担当する顧客の情報で、自宅のパソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に流出していました。

JA岡山西では、個人情報が流失したすべての顧客の家を訪問して謝罪したということですが、これまでのところ流失した個人情報が悪用されたという報告は入っていないということです。

男性職員は自宅で仕事をするため、2年ほど前から無断で顧客のデータを持ち出して自宅のパソコンで作業していたということで、JAでは処分を検討しています。

JA岡山西の小野一郎組合長は「みなさまにご迷惑をおかけして申し訳ない。パソコンにファイル交換ソフトを絶対に入れないよう職員に求めるとともに、個人のパソコンで仕事のデータを扱わないよう指導を徹底したい」と話しています。