アスペルガー症候群 これが本当の話

アスペルガー症候群を知らないくせに診断を与える無知な心理士。

論文上の「ニキリンコ」は特定出来ない。 そのニキリンコが流したガセネタを糺すブログ。

「ニキリンコ」の定義。 定形発達の変質者。  商売の為なら何をしても良いと考えている。

9/15/07「私文書偽造」参考、他人になりすましメール寄こす。

2008年9月26日(金)

妄想

しかし、精神科医といえどもすべてを完璧に理解しているわけではない。

あるアスペルガー症候群の子供(中学2年)の事を「あの子は妄想が出てきた」と言った医者がいた。

当時は私も知識が乏しかったし、「妄想」というものの定義も分からなかった。
ただ、「みんなが私の悪口を言っている」というシチュエーションと状況は手に取るように分かったから、
精神科医がそれを「妄想」と言うこと自体が分からなかった。

しかし、統合失調症の事を勉強すると、今までは「あそこでひそひそ話をしているのは、私の悪口だろうか」と考えていたのが、
「私の耳元で誰かが私の悪口をささやき続ける」という「妄想」に変化することを知った。

あの子の弁護をするなら、子供達の中で生活していく上で、悪口を言っている様子は分かるようになった。
最近は、私の悪口を言うのが流行りで、みんな私の悪口を言って盛り上がっている。   って感じじゃないか?

確かに、その言葉を聞いた訳じゃないから、妄想と言えば妄想だし、いくら口の動きを読んだ所で、それが証拠にもならない。
さらに言えば、そんな状況を短い時間で、担当の先生に上手に説明出来るとも思えない。
そこで、「妄想」が出てきたと言うことにされてしまう。

以前、NHKでアスペルガー症候群のイラストレーターが前から来る男がナイフを出して襲いかかって来ると思いこんだのも「妄想」とされていた。

しかし、丹念にその状況を比べていけば、「統合失調症」による「妄想」なのか
セントラルコヒーレンス(中枢性の統合)の異常による「関連づけの異常」なのか分かってくると思うんだな。

ただそれは、科学者がやるべき仕事で、真実を見つめられる科学者の登場が本当に心待ちだ。

作成者 Chip : 2008年9月26日(金) 10:06 [ コメント : 3]

コメント

あの人は漫画家さんです。同じクリニックに通っています。
なぜ同じクリニックとわかったかというと、彼の主治医としてテレビ番組に出ていた医師はわたしの主治医だからです。
その医師の発言には「妄想」を意味するような言葉は含まれていなかったと記憶しています。
彼と同じでわたしも道や駅の中などを歩くときは、顔を上げずに足元だけ見て歩くようにしています。
あまり人にぶつからずに行きたい方向へ行けるようになりました。

投稿者 笛  : 2008年9月26日(金) 14:15

ゴメンチャイ。
あの放送を見たときの感覚で頭の中で「妄想」と言う言葉と結びついちゃったんだな。
失礼しました。

投稿者 Chip  : 2008年9月26日(金) 17:20

これまたわたしの記憶に過ぎませんが、あの番組のナレーションではたしか「妄想」という表現を遣っていたように思います。
医師はアスペルガー症候群というものについてごく一般的なことを説明しただけでした。
実際は他にも色々と語ったと推察されますが、番組制作側がカットしたように感じました。
あの漫画家さんが出している発達障害を主人公にした漫画があるのですが、あの医師があとがきのようなものを書いています。
セントラル・コーヘレンスに関しては書いていませんが、なかなか面白いです。
彼は真実を見つめられる科学者のひとりだとわたしは考えます。

投稿者 笛  : 2008年9月27日(土) 09:04

コメントを書く

名前(全角20文字まで) *必須:
URL(例:http://www.yahoo.co.jp):
コメント(全角400文字まで) *必須: