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2007/10/1
◎ 沖縄県民大会 高校生の思い 事実知りたい伝えたい
「なぜ教科書が変わるのか」「あったことは隠さず、真実を教えて」−。約11万人(主催者発表)が集まった沖縄県民大会には、同県内の高校生らも多数駆けつけた。教科書問題をきっかけに、沖縄ではさまざまな学校で「集団自決(強制集団死)」を見つめ直し、問題を考える授業が行われてきた。教科書の中の歴史事実が変わることに強い疑問を抱き、立ち上がった沖縄の子どもたちの熱い思いとは。 (片山夏子)
■「軍関与」なぜ隠す
県民大会が開かれた宜野湾海浜公園。芝の上にひしめき合うように座る人たちに、まだ真夏の沖縄の太陽が容赦なく照りつける。中学や高校は学校ごとに教員や生徒を乗せマイクロバスで会場に駆けつけた。
「私は渡嘉敷島の集団自決の生き残りです」ー。家族や親類と手りゅう弾で集団自決を図った体験を語った渡嘉敷村教育委員会委員長の吉川嘉勝さんの話は、会場に先生や友達と来ていた県立南部商業高校三年の新城理沙さん(18)の心に深く残った。
「体験した人たちが軍の関与がなければ集団自決はなかったと語っているのに、なぜ変えるのか。事実は事実。あったことをなかったことにするのはあり得ない」
途中で参加者が十万人を突破したことが報告されると、同じクラスの友寄沙綾香さん(17)や中山真依さん(17)は「すごい」と顔を輝かせた。
「事実を隠し、戦争を美化することはおかしい。沖縄の人たちみんなが疑問を感じ、自分で参加しなくちゃと思ったから、これだけの人たちが集まったのだと思う」と中山さん。
友寄さんも「軍の関与がなかったという人たちは、おじい、おばあがうそを言ったというのか。今日のことは歴史に残る。来られなかった友達に伝え、将来、自分の子どもにも伝えたい」
三人の通う南部商業高校では、上江洲由直教諭(36)が現代社会の時間に、地元新聞の記事を使い、語り始めた体験者の話や教科書検定問題を紹介、客観的に「『集団自決』に軍の関与があったか」を生徒たちと討議してきた。
■「目を背ける国誇れぬ」
上江洲教諭は、教科書検定で「軍の関与」が削除されたことを知った時、「歴史的事実を根底から覆す問題。生徒たちと事実を確認しながら、一緒に考えなくては」と思った。六月に集中して六時間をかけ、県民大会前日も読谷村での「集団自決」を紹介。このほか、北部農林高校で生徒会が中心になって生徒に大会参加を呼び掛けたことなど、県内の他の高校生の動きを伝えた。
生徒は授業中「親がわが子を殺し、家族の首を切り、殴り殺すことのいったいどこが美しい(死に方な)のか」「(教科書を使う)生徒が一番に立ち上がり、行動を起こすべきだと思った」という感想を書いた。
三年の末吉歩さん(18)は「政府や大臣が代わるたびに事実が変わるのはおかしい」。玉城美智恵さん(18)も「おばあたちがつらい体験を語っているのに、体験してない人たちが事実を変えるのは意味が分からない」と強い疑問を示す。
末吉さんは「事実を知りたいし事実を伝えたい。真実に目を背け、隠そうとする国を誇りに思えない。なぜ教科書を変えたのかきちんと説明してほしい」。
玉城さんは「これは沖縄だけの問題じゃない。日本全体の問題。沖縄戦で起きたこと、国が隠そうとしていることも、日本中、そして世界にも知ってほしい」
上江洲教諭は今、県内の小中高の理科や英語など教科の枠を超えた先生たちと、沖縄戦や現代の基地問題にまで続く教材づくりを進めている。「生徒には事実を伝えたい。大会は沖縄の歴史に残るし、生徒たちの心にも残る。今回の問題は、教科書の検定意見を撤回させただけでは終わらない」
■検定を機に重い口開く 語る意味受け止めて
沖縄戦研究者で、沖縄県史の編さんにもたずさわった作家の大城将保氏(67)は「集団自決」について、「国への崇高なる犠牲的精神で死ぬことを『自決』とみる見方がある中で、沖縄では『集団自決』を強制集団死という。旧日本軍の関与がなく、住民が手りゅう弾を手に入れたり、かまやカミソリでわが子や家族を手にかけ勝手に死んだなんてことはあり得ない」と話す。
大城氏は、沖縄戦が軍民一体の総力戦がとられ、住民は根こそぎ軍の作業にかり出されていたことを指摘。「陣地や武器の性能まで知った住民を敵の捕虜にするわけにはいかなかった。だから『いざとなったら潔く自決するように』と指示されていた」という。
また、当時「捕虜になれば男はまたざきにされ、女は乱暴されて海に捨てられる」と広く喧伝されていたことも例に挙げ、「軍隊長などから直前に命令がなかったとしても、手りゅう弾や青酸カリを渡された時点で住民は『軍命』が下ったと受け取った」とする。
なぜ教科書から「軍の関与」が削除されたのか。大城氏はこの点について「沖縄戦で軍隊が住民を守らなかったことは、挙国一致体制をつくろうとする一部の人にとっては消し去りたい事実。愛国心教育の妨げにもなる」とみる。
その上で、教科書検定で軍の関与の削除の根拠の一つとされた、隊長命令があったか否かを争っている「大江・岩波『集団自決』訴訟」の背景にも「同じ流れがある」と指摘。
「係争中の裁判を根拠の一つにし、調査もせず、教科書の記述を変えるのは乱暴すぎる」と憤る。教科書検定問題をきっかけに、これまで話をしてこなかった慶良間諸島の渡嘉敷や座間味の集団自決体験者が、次々と重い口を開いている。一九八二年に、日本軍の住民虐殺が全面削除された時は、ひめゆり学徒隊の人などが語り始めた。
■「体験者、身を削り語っている」
県民大会の会場の近く、普天間基地を見下ろす佐喜真美術館の館長の佐喜真道夫館長(61)は「沈黙を守ってきた人たちがなぜ今、語っているのか。どんな思いで口を開いたのか。その意味を深々と受け止めるべきだ」と話す。
美術館には、丸木位里・俊夫妻(ともに故人)の「沖縄戦の図」が飾られ、多くの修学旅行生が訪れる。絵にはカミソリやこん棒、かまで、親が子を、夫が妻を、殺し合う姿が生々しく描かれている。
「戦場で極限の体験をした人はなかなか語れない。体験を語ることは、もう一度その場に記憶が戻ること。自分の手で家族を殺した事実を背負ってきた人にとってどれほどつらいか。語れないことを、事実もなかったことにしてしまうのはあまりにも見苦しい」と佐喜真氏。
何度も体験談を語った人でも、講演前に体調を崩したり、講演後は眠れなくなって睡眠薬を使うことを聞いた。絵を前に言葉を失い、震えだす人を何人も見た。「体験者は身を削って語っている」
沖縄は日本で最大の地上戦の戦場となった。佐喜真氏は「沖縄で起きたことは、小さな島で起きたできごとではない。沖縄で何が起きたのか、地上戦で何が起こるのかを日本全体で共有すべきだ。起きたことを認め、日本はあの戦争を消化しなければならない」と話す。
「教科書で真実が教えられない時、国が戦争に向かっていくことを、沖縄の人は体験で知っている。今、国がどこに向かっているのか。考えなくてはならない」
デスクメモ
沖縄戦で動員された「ひめゆり学徒」が靖国神社に合祀(ごうし)されたのは、国家の強制が明白だからだ。
集団自決も、軍の関与抜きでは考えにくい。英霊になることも、自決も民間人が望むはずもない。
「事実を知りたいし事実を伝えたい」と、集会で本紙記者に訴える沖縄の高校生の言葉が胸に響く。(吉)
『東京新聞』(2007年9月30日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2007093002052695.html
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