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首相VS記者団:「ヨーロッパもしんどいよ」9月30午前

<首相VS記者団>9月30午前

◇米株安

Q アメリカの株安のことですが、アメリカの下院で対策になる法案が振り出しにもどり…

A 28票差だっけ?

Q え?

A 28票差か?

Q すいません、そうだと思います。

A 質問するならそれぐらい調べろよ。

Q 774ドルも下がっていますが、米国発の金融恐慌が現実化してきたという不安感が高まっています。

A 今朝も中川財務大臣と朝早くから話をしているんですが、日本銀行としてもドルのいわゆる、何? 供給っていうものを、世界中がみんな一斉に対応をしている、いわゆるシステムがダウンしないように対応している、というのが今の現状。アメリカの話しかしないけど、ヨーロッパもしんどいよ。誰も言わないけど、どうして日本の新聞は書かないんだか知らないけど、ヨーロッパの方、結構しんどいような感じしますけどねえ。そういった意味では、日本はその中にあっては、10年前、11年前に非常にえらい目にあった経験がたぶん生かされているんだと思いますけれども、いずれにしてもそういったものが大きく波及しないように、いろいろな対策をものすごく注意深く対応しなきゃいかんというとこなんだと思いますけどね。

Q 日米、欧米資金供給…

A 倍額ね。

Q はい。そういった対策で何とか乗り切って?

A これは、対策っていうのはそれは資金の供給が滞らないようにするというだけの対策ですからそりゃ。いわゆるアメリカの場合の、いわゆる何ていうの、サブプライムローンでアメリカのいわゆる住宅という価格が底が見えてこないからなかなか答えが出てこないんで、買い取るというんで、70兆円とかいろいろ言ってますけども、その買い取りの話含めて底が見えてきていないから何となく心配なんだと思いますんで、供給はみんなでするというのはそれはシステムの意味ですけど、これは先が、それから先の話はまた別の趣味の話で、こっちはキャッシュフローの話だけですから、現実問題、実体経済とはまた別の話というように分けて考えないと、混線しますんで。

◇ニューヨークタイムズ記事への抗議

Q ニューヨークタイムズが、総理が好戦的なナショナリストという報道をしたことについて外務省が反論しました。総理は所信表明演説の中で、私の前に58人列していると言いました。その中には日清・日露を戦った…(記者が口ごもる)

A 落ち着いて。落ち着いていい。

Q 58人には日清・日露を戦った首相や東条英機も含まれていますが。

A 日清・日露といわゆる大東亜戦争、第二次世界大戦は種類が違うと思いますけどね。これはとてもじゃないけど、記者会見でぽろぽろ言ってつまみ食いされてもたまらんから、これ全然別の話として、どこか本でも読んでください。私の書いた本でもそれにきちんと書いてありますから。それから、58人の中に日本の歴史の中で、この明治憲法以来、120年弱を振り返って、日本の歴史を見て、誇れる歴史もあれば誇れない歴史もある。ということだと思いますけどね。

Q ナショナリストと評されたことについては。

A ニューヨークタイムズは前からそうですから、ここは。書いている記者も同じだと思いますけどね。調べてごらん。日本の記事とちがって署名記事になっているでしょ。ちゃんと質問するときは調べて書く習慣をつける。署名記事か、署名記事じゃないか意味が違うから。

Q 好戦的なととらえられているのはどうしてでしょうか。

A よく分からない。それは書いている人の話ですからよく分からないですけど。ニューヨークタイムズは総じて昔からそうだったと思いますけども。ペイトリアストであることは間違いないでしょうね。

◇引っ越し

Q ご自宅から公邸にはいつごろ引っ越しますか。

A 選挙終わってからです。

2008年9月30日

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