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Cabinet 2

麻生太郎氏が自民党総裁に就任し、内閣総理大臣にまもなく就任する。

北朝鮮問題と関連して、興味深い記事があるので紹介したい。

「在日商工人の集まりでは、福田首相の辞任劇が日朝関係の進展を再び遅らせると悲観的空気が流れた。本当にそうだろうか。日本企業に限らず、国際資本の間では原料高が深く影響し、世界的な提携が進行している。

黒龍会を支えた筑前人脈の中に麻生太吉がいる。麻生太吉は帝国の北進政策に沿って鮮・満に懸けて活動した産業資本家である。その活動には多くの朝鮮人が協力をしている。その麻生太吉の曾孫が麻生太郎自民党幹事長である。麻生太郎の企業家としての評価に石炭からセメントへの転進が語られる。

その麻生セメントの社長は、麻生太郎氏からその実弟の泰氏へ引き継がれている。麻生セメントは、2004年から社名を「麻生ラファージュセメント(株)」に変更した。ラファージュの資本傘下の結果である。その一方で、日本の開発した「フッ素樹脂処理による埃の立たないセメント」の製造販売権を、ラファージュセメント社がライセンス契約を締結している。そのラファージュセメントは社は世界最大のセメント製造グループであるらふぁ^銃グループの中核企業である。

そのラファージュは、エジプトのオラスコムを経由して北朝鮮を代表する祥原セメントを傘下に収めている。祥原セメントはその稼動すら疑われている企業である。それでも傘下に収めたのは北朝鮮の石灰石と骨材資源に着目したからであろう。その結果、ラファージュは北朝鮮を経由して支那東北地方からロシア極東地方の建設事業への参画を期した、と見られている。

拉致問題の解決に、ラファージュに代表される国際資本が無関心でいられるとは思われない。彼らは帝国の北進政策が富を生むことを知っている。だが、欧米資本だけでは北進政策は実行できない。故に日本資本との提携を図っているのである。」以上は、対北朝鮮政策転進のときと題する、アジア・北朝鮮問題専門家の安倍桂二先生が、月刊日本という雑誌の10月号に掲載した文章の中からの引用である。

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