中部空港、8月旅客数は過去最低 燃料高響く中部国際空港会社(愛知県常滑市)は29日、8月の旅客数が前年同月比8%減の105万7000人と、2005年2月の開港以来、8月としては過去最低だったと発表した。燃料高で海外旅行を手控える人が増えたのが要因とみられる。旅客数の前年同月割れは6カ月連続。 国際線は11%減となり、単月で過去最大のマイナス幅となった。燃料代の上昇分を運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が旅行者に負担となっており、海外旅行を敬遠する傾向が顕著という。 国内線も6%減と落ち込んだ。中部空港は「ガソリン高もあり旅行は近場でという人が増えた。国内であっても遠方まで旅行に行く人が減っている」と分析している。 また、国際貨物取扱量が32%減の1万1000トンと大幅に減少し単月では過去最低となった。全日本空輸が今年3月末で国際貨物便から全面撤退したことなどが響いた。
【共同通信】
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