75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度について、舛添厚生労働大臣が、後期高齢者を国民健康保険に組み込むという新たな提案をしました。
「国保から県保になる。国民保険が県民保険になるような感じのイメージ。75歳だけ離れて寂しそうにバスにのせるのではなく、赤ちゃんから現役世代まで、65歳以上、いわゆる前期も含めて、大きなにぎやかなバスに乗せちゃう」(舛添要一厚労大臣)
舛添大臣は閣議の後の記者会見でこのように述べ、現在、市町村単位で運営されている国民健康保険を都道府県単位に見直した上で、75歳以上の後期高齢者もこの「県民健康保険」に加入させ一体的に運営する考えを示しました。
「そりゃ、大臣の私案です。私の政治的リーダーシップでやって、私の責任でやっている。この案については麻生首相にも伝えてあります。大臣の案か役所の案か(と言うが)、役所の案はありません。大臣の案以外はない」(舛添要一厚労大臣)
舛添大臣はこのように述べ、この「県民健康保険」の構想は厚労省の官僚の案ではなく、自らの案であることを強調しました。(30日14:19)