飯田市立病院(千賀脩院長)は10月から手術予定者に対し、分かりやすく補足説明するため、看護師による専門外来を試行開設すると発表した。県内では初めての試みで、全国的にも珍しい取り組みという。
開設する専門外来はがん患者など高度治療を施す患者に対し、手術方法や注意点など多項目にわたる必要な説明を、入院前に効率良く実施することを目指し、当面は産婦人科と泌尿器科の診療科目に限定して行う。専門外来には日本看護協会が認定する「認定看護師」(手術看護)の資格を持つ看護師を中心に3人のチーム態勢で臨む。
これまで手術予定の患者が手術担当の専門外来を訪ねると、外来主治医や麻酔医、看護師がそれぞれの立場から患者に対して説明をしていた。看護師による専門外来では、医師の説明に加えて、看護が1回30分ほどの補足説明をするという。【仲村隆】
毎日新聞 2008年9月30日 地方版