えっ!槙枝元日教組委員長が北朝鮮から勲章

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25日から日教組教研集会 「拉致」めぐる報告なし 戦争責任と相殺論目立つ

2003.01.20 産経新聞社 東京朝刊 29頁 第3社会 写有 (全1743字) 


 日教組の第五十二次教育研究全国集会(教研集会)が二十五日から二十八日までの四日間、奈良市などで開かれる。日朝首脳会談後、初の教研集会だが、事前に公表された各分科会の報告書によると、北朝鮮による日本人拉致事件を主題にした報告は皆無で、北朝鮮の国家犯罪は過去の日本の朝鮮統治で相殺されるとする認識が目立っている。

 今年の教研集会は「社会科教育」「人権教育」「国際連帯の教育」「平和教育」など二十六の分科会に分かれて、各単位組合の約九百の報告をもとに討議するが、拉致事件を国家主権や人権の侵害として、メーンテーマに取り上げる報告はない。

 日朝関係への言及が多いのは「平和教育」の分科会だが、「小泉内閣は『拉致問題』を最大限利用し、『ナショナリズム』を煽(あお)り立てながら、イラクや朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を壊滅しようとしているブッシュに付き従って参戦しようとしている」(東京教組)といった位置付けだ。

 大分県教組は、「いたずらに『拉致』問題や『不審船』問題を取り上げ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にたいする敵意感を倍増させている。もちろん、真相究明・謝罪・補償を訴えることは被害者家族の心情を考えれば当然のことである。しかし、そこで頭をよぎるのは日本の国家が一九四五年以前におこなった蛮行である。自らの戦争加害の責任を問わずしてほかになにが言えようか」などとする報告を行う。

                 ◇

 ◆「北」賛美の過去清算されず

 日教組は旧社会党が朝鮮労働党との関係を深めた昭和四十年代後半から北朝鮮との「連帯」を強調し、たびたび訪朝団を派遣して北の指導者を賛美してきた。五十二年九−十月の第四次訪朝の翌月には横田めぐみさん拉致事件が起きている。

 組合員の中には、日本国内の主体思想信奉団体である「日本教職員チュチェ思想研究会連絡協議会」に所属する者もおり、歴代会長は日教組関係者だ。北朝鮮の歌を教えるなど偏向教育も各地でたびたび問題化した。

 槙枝元文・元委員長は委員長在任中の四十九年の本に、北朝鮮についてこう書いている。

 「この国には泥棒がいない。泥棒とは富の片寄ったところに発生する。この国には泥棒の必要がないのである。泥棒も殺人犯もいないから警察官もいない。交通整理や怪我(けが)人のために社会安全員が街角や交差点に立っているだけ」(『チュチェの国 朝鮮を訪ねて』)

 槙枝氏の北朝鮮礼賛は大韓航空機爆破や拉致などの国家犯罪が発覚した後も続き、平成三年には北朝鮮から「親善勲章第一級」を授与された。

 昨年の金正日総書記誕生六十年の祝賀メッセージで、金日成元主席について「わたしは訪朝して以降、『世界のなかで尊敬する人はだれですか』と聞かれると、真っ先にキムイルソン主席の名前をあげることにしています」と強調。

 自衛隊を否定してきた槙枝氏だが、「強い軍隊を率いることは国の自主性を堅持するうえで欠かせないこと」と北の軍備には理解を示し、金正日総書記が軍を指導する姿だけでなく「人民のなかにはいって現地指導されている姿などをもっと積極的に共和国は報道すべきではないでしょうか。キムジョンイル総書記のすばらしさをアピールしたほうがよいと思います」と進言している(『キムイルソン主義研究』百号)。

 現在の日教組幹部はここまで露骨な北朝鮮賛美はしないが、幻想から抜けきれていないことは確かだ。

 拉致事件を唯一取り上げている教科書を「北朝鮮敵視」と決めつけたり(『教科書白書2001』)、今年度の運動方針にも、北朝鮮の官製教職員団体である「朝鮮教育文化職業同盟」との交流を掲げている。

 昨年の日朝首脳会談を受けて日教組は「拉致問題を含めた懸案事項については、日本の国民感情からも直ちに納得できるものではないが、日朝の首脳が国交の樹立への交渉再開に合意したことを評価したい」とするコメントを発表。

 「日本が侵略、植民地支配を行ってきた国々とのあいだで共有できる歴史認識の確立、それらの国々の個々人を含めた戦後補償の実現、アジアの平和共生のための運動を引き続き推進していきたい」としたものの、北朝鮮礼賛という自らの過去の清算は表明していない。(渡辺浩)


一言
 この記事の中での、日教組の体質については別に驚くに当たらないが、外国から、それも北朝鮮から勲章を貰っていたのは初耳で驚いた。
日頃、勲章などは否定していると思っていたが、外国のは良くて、日本のは良くないと言う発想はいただけない。

戦争責任と拉致を一緒に考えるなんてナンセンスである。
どんな理由があれ、平時に他国の一般国民を拉致するのは犯罪行為である。
戦時においても、「ジュネーブ条約一般文民保護条約」によって交戦国が一般国民に対し危害を加える事は禁止されている。

日教組は戦時中に朝鮮で、強制連行があったように主張しているが、強制連行はありえないのである。
朝鮮は日韓併合条約によって平和裏に日本国の一部となり、朝鮮の人々も日本国民となったのである。

戦時徴用令はどこの国にもあり、先の戦争の是非はともかくとして、戦争遂行のために国民を動員するのは通常の国家行為であり。
北朝鮮の拉致とは全然異なるのである。

北朝鮮が中国と組んで引き起こした朝鮮戦争も犯罪行為であり、現在も世界に向かって犯罪行為を働く国家を礼賛し、勲章を貰って得々としている指導者に率いられている犯罪者の仲間とも言うべき、このような人たちによって日本の子供たちが教えられているとすると背筋が寒くなる。

このよな先生の氏名を是非公表してもらいものである。

公表しなくても大体は分かっている。
家庭訪問を渋る先生は先ず怪しい。
それから自習が多い先生
組合運動が忙しくて、家庭訪問をやらなかったり、途中で抜け出して組合運動をするために
自習にするこんな先生がいる。
要注意である。
彼らは、日本の国家から給料を貰いながら外国の為、または北朝鮮と同じ体制の国にするために働いているトロイの木馬の兵士である。
彼らの頭を叩いてみれば、キン、キンとキンニチセイ音がするのである。
そろそろ、なんとかしてもらいたいものである。

日教組の中には、彼らとは違う考えを持っている人たちも出てきているが。
一部の北朝鮮を礼賛している人たちは、どのような教育を行っているかと言うと、憎悪の教育なのではなかろうか。
60年も前の戦争中にあったこと、無かったこと穿り出して、正義感を利用しながら子供たちに日本という国に対する憎悪を持つように教育しているように見える。
拉致されても仕方ないことをしたんだよと教えようとしているのである。
繰り返して言うが、平時に一般人を拉致することは犯罪であって許されない。
もし彼らの論理を持ってすれば、例えば高利貸しに金を借りて倒産した男は、金貸しの子供を誘拐して酷使してもよいという論理になる。
個人においても、国家においても子供を誘拐する事を正当化するすることは許されない。

彼らが、日頃こどもに愛情を持って教育しているのかどうかさえも甚だ疑わしくなって来た。
彼らは北朝鮮から吹き込まれた憎悪の毒素で頭がおかしくなってしまっているのではなかろうか。

過去のことは忘れてお互いの未来を語り合う事が友好なのである。
韓国などは最近そうなりつつある。
それには教育の力が大きいのである。
中国や韓国の日本に対する憎悪を掻き立てる教科書は是非書き直してもらいたいもである。
一部、日本の教育界にあるそれらに迎合した主張もこの際止めてもらいたいものである。
憎悪からは憎悪しか生まれないからである。

元々、共産主義というのは憎悪から出発しているのである。
すなわち搾取する資本家というものに対する憎悪を糧として成り立っている。
しかし、憎悪で出発した国家は平和を打ち立てることが出来るかと言うと、ソ連や中国や北朝鮮に見るように内部で強制収容所を持つようになるのである。
それは、最初から憎悪を出発にしているからである。
憎悪から生まれたものは憎悪がなくなると、死んでしまうから新たな、憎むべき対象を作り出さなければならない。
当の本人は正義のつもりなのだが、結果は憎悪を生むだけ。
何時まで経っても、平和にはならない。

中国に強制収容所というと笑う人がいるまもしれないが、先日ある新聞に上海の建設労働者の帰省の話が出ていた。
何でも地方からの建設労働者にも2種類あって、正式に上海地区での労働許可証を持っている労働者と、正式な労働許可証を持たない労働者があって、正式な労働許可証を持っていない労働者は黒工と呼ばれて、丁度、ビザのない外国人労働者のようにビクビクして働かなければならない。
いざ、正月(中国では旧正月が一般的らしい)に賃金をもらって帰省しようとすると、雇い主から賃金を踏み倒されて、列車の切符1枚もらえれば良いほうなのだとか書いてあった。

この記事よると、中国では、自由化されたと思っていたが、社会主義国がそうであるように職業の国家からの割り当て制が残っているようだ。
このような仕組みの上に中国の経済がのっかているのである。
このような謂わば、巨大なタコ部屋の低賃金が魅力で世界の工場として中国に投資が行われている。
そして、日本の労働者がリストラに遭っている。
今、日本では、中国は素晴らしい国だとなんとなく思っているが日教組が中国礼賛の教育をやったせいもあるのかなとも思う。

前に中国に行って来た人の話を聞いたが、中国には一人っ子政策で、戸籍の無い子供が相当数いるらしい。
戸籍が無ければ国家の職業配給に預かれないわけで、過酷な生活を強いられているそうである。
彼らが信奉する思想を悪く言うわけではないが、「木の良し悪しは、その実をもて知れり」という言葉があるように、彼らが信じているものは良い物だとは思えない。
子供たちに押し付けるのは止めてもらいたいものである。
教科書を使わない授業などと称して、彼らの組合が作った副読本で授業をするのは止めてもらいたものである。


いま、物事をきちんと考えられない人間が増えている。
私には、教え子が拉致されもそれは当然だという論理を思いつき、自分にも他人にもそれを言う感覚がわからない。
まさに知恵ある悪魔とも言うべきか。

このような教師に今日本の子供たちは教えられているのである。
そして、警察に守られて研究集会を行うのである。
まことに日本はおかしな国である。

(平成14年1月21日 金山 武)


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