福島放送局

2008年9月29日 20時10分更新

地域医療対策で協議会発足へ


福島県の9月定例県議会は29日から代表質問が始まり、佐藤知事は地域医療に関して医療関係者だけでなく県民の意見も聞きながら話し合う協議会を来月、発足させることを明らかにしました。

福島県議会は各会派の代表による質問が始まり、29日は県民連合の西丸武進議員が医師不足など地域医療の問題について質問しました。

答弁の中で佐藤知事は、「医療関係者だけでなく県民の声を聞き、医師の確保や地域偏在の是正など実効性のある施策づくりに向けた協議の場を設ける」と述べ、医療機関や行政担当者に市民団体の代表も加わった「県地域医療対策協議会」を来月、発足させることを明らかにしました。

また、資材の高騰などの影響で受注を希望する業者がいない「アクアマリンふくしま」に増設される施設について、斎須秀行スポーツ文化局長は事業費を増額したことを明らかにしたうえで、「工期などを考慮すると平成22年の春にオープンする見込みだ」と述べました。

このほか、再来年をメドに福島県警察本部が計画している警察署の再編問題について久保潤二県警察本部長は、「今後も住民の意見や要望を聴くとともに、県議会の議論も踏まえて準備を進めていきたい」と述べるに留まり具体的なスケジュールは明らかにしませんでした。