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2008/09/29

リチャード・クー

日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方 日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2008-07-03

リチャード・クーという人がいるわけだ。野村総研なんだが、よくTVにも出ているのでお馴染みだろう。最近では麻生さんと仲がよいというので注目されていて、小泉・竹中のような役割を果たすのではないかと期待されている面もある。で、Wikipediaによれば
リチャード・クー(Richard KOO/辜朝明、1954年 ‐ )は、台湾籍のエコノミスト。野村総合研究所研究創発センター主席研究員、チーフエコノミスト。父親は辜寛敏(台湾の企業家、台湾独立運動家、中華民国総統府資政)。伯父は辜振甫(台湾の財界人、海峡交流基金会董事長)。
というわけで、台湾の名門です。この一家はかなり特異な一族で、どれくらい特異かというと、そもそも名字が異常です。




辜というのは「罪人」という意味なんだが、日本語では「無辜」という言葉があるんだが、つまり罪人というレッテルを貼られた一族なんだけどね。元は震王朝の支配に抵抗して罪人のレッテルを貼られた人だそうで、それが台湾で波止場人足の手配師になる。フランス系船会社のために働いていたんだが、そこで、船会社に石炭を供給していた麻生財閥と関わりが出来たという話です。
 現在、この辜(クー)財閥は、辜振甫の3男ジェフリー・クーが財閥全体を仕切っている。APECなどにはジェフリー・クーが台湾代表として参加している。そしてジェフリーの父=台湾財界の総理大臣と呼ばれた辜振甫の甥・辜寛敏は中国共産党への敵対心を激しく燃やし台湾独立の闘士として終生、戦い続けた政治運動家であった。その息子が、次期日本首相・麻生太郎の「政策ブレーン」リチャード・クーである。麻生・クー共に、欧州フランス・ロスチャイルドの船舶会社ラファルジュの「子分連合」である。

 2008年、リーマン・ブラザースが崩壊した。長年、野村證券・野村総研の上級研究員として対中国ビジネスを指揮して来た「親日派」リチャード・クーは、一族の第三の故郷=ヨーロッパ企業=リーマン・ブラザース欧州支部買収に「指揮権を発動」した。リーマンの中国ビジネスを「継承」する目算である(最終的にリーマンのアジア部門買収で妥結した)。

「日本・フランスと協力し中国王朝を打倒せよ」。犯罪者のレッテルを貼られた創業者以来の、クー一族の「血が騒いだ」のであろう。
ネタ元がオルタナティブ通信さんなんでアレなんだが、中国系とはいっても反大陸色が強いわけで、要注意です。で、

289 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 17:38:31 0
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/koo.cfm?i=20070911d8000d8
リチャードクーはすごい。ここまで明快にバブルの説明した人物がかつていただろうか。日本経済がこれから上向きになる理由も分かる。アメリカ経済が日本のようにこれからバランスシート不況で長期低迷するというのも分かる。
たしか新著で日本のバブルの総括していたからそれも買って読んでみよう。
290 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 17:41:41 0
それから、リチャードクーは麻生家と家族ぐるみの付き合いで、麻生の経済アドバイザーもしているようなので、少なくとも経済に関しては最高の政権となるだろう。
で、問題のバランスシート不況論なんだが、こちらで読めます。

商品開発力、技術力、キャッシュフローは健全だが、バランスシートは水面下。こうなると、誰でも取る行動は同じ。「本業のキャッシュフローで早く借金返済しよう」とするのである。構造問題なら別の解決策が必要だが、バランスシートの問題は企業にキャッシュフローがある限り、「時間をかければ」いつかは必ず片付く性質のものだからだ。

 もしこういった企業を「債務超過」ということで破綻させてしまえば、その企業の株券は紙切れになり、その企業への融資は不良債権になってしまうので、出資者、債権者に迷惑をかけることになる。そこで、金融機関や株主などのステークホルダーが「この問題は時間さえかければ解決する」ということで利害が“一致”して、日本の企業が一斉に借金返済に走ったのである。

 つまり、ミクロで見れば、こうした企業経営者の行動は全く正しい。皆さんが経営者だったら、おそらく同じ行動を取っていたと思う。問題は、全員がそれをやったらどうなるかだ。

日本の企業はみんなマジメすぎて、不景気なのに必死になって借金返済ばかりして来たので、その結果として誰もカネを借りず、経済がどんどん収縮して行った。結果、バブル崩壊以来の
累積キャピタル・ロスが1500兆円だそうで、まぁ、日本の場合は清和会政治がそれに拍車をかけた部分もあり、政府が率先して財布を絞ったので余計悲惨な事になってしまったんだが、問題はこれからアメリカで同じ事が数倍の規模で起こるよ、という事だ。数千兆というキャピタル・ロス損失の嵐の中では、75兆円なんざ、焼け石に水だな。

コメント

小泉・竹中が猛威を奮う中、クーさんはテレビで余り見なくなりましたかね。
WBSなんか、ほとんど出なくなったんじゃない?

クーさんに限らず日本の国益に繋がれば、
指導層の人材に国籍、性別、肌色は問う必要はありません。
外相や日銀総裁だって、雇われ外国人でもOK。
この際、無能、売国、国賊、清和、創価など一掃してしまいませう。

皆さまに渾身のバナープレゼント。原子力空母は横須賀港駐艦禁止&売国奴自民党は自Endだバナー。小さいけど実に大きい(笑)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2008/09/post-4.html

アップしました。

『私たちの貨幣システムというのは,そのシステムの中に借金がないとしたらそこにはお金が存在しないのです。』

--- マリナー・S・エクルズ 連邦準備理事会 会長 ---

Money As Debt(日本語字幕版)より
ttp://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771&hl=en

借金しまくって潰れそうなアメリカ。
借金返済しまくって潰れそうな日本。

こういうことですか?

また日本がお金借りない理由はこういうことですか?
「ビックバン 誰が日本を救うのか-指導者なき国家の悲劇」
ttp://video.google.com/videoplay?docid=6711286006629551376&hl=en
開始8分あたりからその理由が解説されています。

またマスコミが政治・社会不安を煽るから消費者が物を買わなくなったというのもあると思いますが、これは海外にお金を流すためにそうしたのでしょうか?

数千万円の家を購入して借金で生活が苦しい兄に、
家族みんなで「助けてあげなければ」と話し合って、
75円プレセントすることにしたってことですね。

その75円も出し渋る家族しかいないんですよね。

そんな人たちには、誰も友人できないと思います。

さっきの投稿は桁を見間違えてました。すみません。

非掲載でお願いします。

どうも飲みすぎてたようです。へっへっへ。

辜朝明さんは名前をひっくり返すと倒されたほうの王朝名です。
辜なんてのは反抗した証として名誉になってるのでは?国姓爺鄭成功みたいに(逆か?)

クーさんなんですけど東ドイツのカメラがお好きだそうで
http://doraku.asahi.com/kiwameru/camera/080908.html
野次馬さん的にはどうなんですか、こういう人?

世の中は騙しあいである。騙し抜いた方が最後に生き残るのである

クーさんのばら撒き論が最後の希望になっています。
この国はばら撒きやらなきゃもたない。
財務省と日銀の馬鹿をどっかに捨てて、クーさんにまかせたい。
あと植草さんにもお願いしたい。
ばら撒き、ばら撒きだ。国債刷れるだけ、刷れ!

ところでクーさんの趣味は田宮のプラモデルだそうです。
日本の入る理由もそれだとか。

もしかして日本のバブル崩壊は次に米国で実践するためのデモストレーションだったとかw

デフレ下で営業利益を上げるために、経営者が一斉に借金を返して
しまった為に、銀行の儲ける手が無くなり金融危機に陥ったところに
国債を発行し、銀行に売って、銀行に国が利息を払うことで、銀行を
延命させ、株価も復調させたのが当時の「小渕政権の経済政策」
であり、当時はボロカスに言われたが、当時取れるベストな策であり、
評価せざるをえない、というようなことを、伊予三島かどこかの講演会
で麻生氏は言ってましたね。

まさにクー氏の言うことと合致しますね。

政治家でもエコノミストでも、しっかり教育された人なら世襲は大いに結構です。
自力で学んだら何年も掛かる門外不出のノウハウを簡単に学べる訳ですから。

問題はこのノウハウを理解出来ていなかったり、させていなかったりですね。
本来は選挙で淘汰できるはずなんですが、これは有権者に責任があるのかな。

政治家に寄生するエコノミストが絶えないのもその辺なんですかね。


75兆円×金融工学(笑) で、5京円の信用捻出。

誰かが言っていたが、軍事力を時価評価して
債権化する案。
日本国内だけでも、相当な時価になる筈。

中国拳法の本場は実は台湾である。と、松田隆智氏が言っていた。Youtubeで、ひらけポンキッキのカンフーレディを見ると氏の勇姿をみる事ができます。


1500兆円の債務を負っていたら、金利5%として、
毎年75兆円を払わないといけない訳ですね。

一年間、破綻は避けられるという理屈ですか・・・。

とはいえ、1500兆円の借金をつくるような贅沢に
慣れた人が急に生活水準下げられるのか・・・。

サブプライムの次は、クレジット問題が残ってるし。

北朝鮮に頼んで核ミサイルでも打ち込んでもらって、
第三次世界大戦起こせばチャラになるという計画ですか。

ま、第三クォーターの決算見込みが出てからですかね。

クーさんと言えば
「カメラおたく」の「ドイツ軍マニア」の印象が強いですw

9月29日はユダヤの新年。金融救済案が通るのであれば、明日です。そう言えば、2001年9月11日もユダヤの新年でしたね。

とうとう世界恐慌ですね。
ウォール街のバクチ打ちが税金で遊べる時代は終わったようです。
さようならCITIグループ。
東原亜希に関わったらユダ公なんてイチコロじゃいw

中山発言で自民党致命傷と巷間流布されているけれど、むしろ自民党を救う殊勲打になるかもしれない。
中山発言で日教組がいきり立って民主党の選挙戦が左巻き全開になれば、せっかく民主党になびきかけた保守票が逃げてしまい、追い風どころか大ブレーキになる。

民主党は勝ちたかったら普通にやれよ、といっても、まあ無理でしょうね。


ちなみに産経が麻生に(日教組発言含め)終始批判的なのは、いかにも清和会ぽくて面白いですね。

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