秋田放送局

2008年9月29日 20時21分更新

秋大医学部に県の寄付講座


地域医療の向上などを目指し県の予算で講義や研究を行う「総合地域医療推進学講座」が秋田大学医学部に開設されることになりました。

県と秋田大学は、29日県庁で講座開設の協定の締結式を行い、寺田知事と秋田大学の吉村 昇学長が協定書にサインして取り交わしました。

この総合地域医療推進学講座は県が予算を出して講義や研究を行うもので、秋田大学では初めての開設です。
このなかでは地域医療の向上を目指し、医療・保健・福祉の分野を担う「総合医」の養成や、地域の医療格差の科学的研究などが行われるほか、県内の病院で行われる研修の充実も期待されるということです。

秋田大学医学部は「医師不足などの地域医療の実情に対して県と秋田大学が一体となり課題の解決にむけて協力していきたい」と意気込みを話していました。

この講座は10月1日から平成24年度までの5年間開かれる予定で、県は、今年度は1750万円、来年度からは毎年3500万円を支出することにしています。