岡山放送局

2008年9月29日 20時17分更新

農家の経営の厳しさ訴える


家畜のえさや原油などの価格の高騰で農家の経営が厳しくなっていることを知ってもらい、国産の農畜産物をもっと食べてもらおうと、全農おかやまが29日、JR岡山駅前でPR活動を行いました。

29日は午前8時ごろから岡山市のJR岡山駅前にJA全農おかやまの職員などおよそ20人が出て通勤客に向けて、農家の経営が厳しくなっていることを訴えるPRの冊子を配りました。

そして、安心・安全な農畜産物を提供するために価格にコスト分を転嫁することに理解を求めるとともに「国産の農畜産物をもっと食べて下さい」と訴えました。

全農おかやまによりますと、肥料や家畜のえさ、それにハウスを暖めるのに使う石油の価格はここ1年ほどで1.5倍から1.6倍程度になるなど高騰しているということです。

JA全農おかやまの小宮山潤副本部長は「原油や家畜のえさ、肥料を海外からの輸入に頼る日本の農業は非常に深刻な状況だ。この状況を理解してもらい、国産のものをたくさん食べてほしい」と話していました。