岡山放送局

2008年9月29日 20時17分更新

姫とうがらしの収穫 最盛期

実りの秋を迎え岡山県鏡野町では真っ赤に色づいた地域の特産品、姫とうがらしの収穫が最盛期を迎えています。

姫とうがらしは、岡山県鏡野町の奥津地区で古くから栽培されてきた、独特の香りと辛さを持ったとうがらしで赤い鮮やかな色が特徴です。
数年前からは地域おこしのグループが、このとうがらしを使ったしょう油やみそ、それにサラダ用のドレッシングなどの特産品づくりにも力を入れていて、栽培農家による生産組合もつくられています。栽培農家は30戸ほどで、先週から、およそ1ヘクタールの畑で真っ赤に色づいた姫とうがらしの収穫が行われています。

奥津地区には姫とうがらしを玄関先などにつるしておくと魔よけや厄除けになるという伝承もあって、地元の農家ではとれたての姫とうがらしをわら縄に編みこんで、装飾用に出荷する作業にも追われています。

ことしは、夏場に雨が少なく日照時間も多かったことから豊作で、生産組合ではおよそ8トンの収穫を見込んでいるとのことです。
わら縄に編みこんだ姫とうがらし、それに加工したしょう油やみそなどは、地元の道の駅や温泉などで販売されています。