岡山放送局

2008年9月29日 20時17分更新

”災害弱者”支援を話し合う


お年寄りや障害者など災害の時、自力で避難するのが難しい、いわゆる災害弱者をどう支援するか話し合う会議が岡山市で、29日開かれました。

この会議は、災害弱者をどう支援したらよいかを具体的に示したマニュアルづくりを、各市町村に進めてもらうため、岡山県が開いたもので、岡山市内の会場には防災や医療などの分野の有識者、14人が集まりました。

会議では、「誰が支援をするのか、また、誰がその指示をするのか、細かいところまで示す必要がある」とか、「土砂災害や高潮など、災害の種類によって動き方が違ってくるので具体的な場合分けがあったほうがよい」などの意見が出されました。

また、避難所のあり方についても「着替えが出来るなど、女性のニーズに配慮した運営が必要だ」といった指摘がありました。
岡山県では、この会議で作った指針を参考に各市町村の実態にあわせたマニュアルを作ってもらうことにしており、来年3月までに指針をまとめることにしています。