ロッコウ プレイランドその6


お店の天井に張り付けてある往年のゲーム機達の看板ですが悲しいかな解体したモノ達の形見でもあります。


時代ごとに、それぞれの思い入れがこもっています。
あなたは、どのゲーム機で遊びましたか、、、?今回は主に「駄菓子屋系」ゲーム機達です。




ブルートレインゲーム
これ、鉄道マニアにとっても、かなり興味深い機械だと思います。
「さくら」「みずほ」など5つの特急列車のプレートに1分間内で、ストップボタンで見事全てに止めることが出来れば、景品となっています。
ストップボタンを押せば、その瞬間にランプは止まるので、タイミングを合わせば景品ゲット可能かと思うのですが、しかし何回やっても「みずほ」だけには止まらない!これって仕掛けがしてあるのかと、、、、子供だまし?!
って思ったのに、知り合いが全部制覇したそうで、インチキではありませんでした。



ジャンプアップ
ランプの点いた場所に、台のボタンをたたいて、その反動で重りを上げて、その場所に止まれば景品です。これは慣れればけっこう景品をゲットできる可能性大です。正統派ゲーム機。



クルクルアタック
青→緑→赤→ゴールと玉を進めていきます。 赤までは簡単にいけますが最後、強すぎるとハズレに落ちてしまいます。
最後のレバーのバネが、意地悪で硬いのです。
レールの中を玉が勢いよく走るのは、気持ちいいです。



ミサイルフィーバー これはピカデリーの廉価版のになるのでしょうか、小さいので迫力に欠けますね。 まあどこの世界も置き場所の問題で小さくなるのですね。



坊主めくり
ヒョロヒョロの電子音の後に、3つのボタンから一つ選びます。
後ろから札が現れ、姫の札なら、当たり。


山登りゲーム これも結構有名でな機械なのでは、、、 ボタンを押せば、一つコマが進みます。 途中落雷や、蜂の攻撃、橋渡りなどの難関をタイミングを合わせて渡っていきます。 ある時は連打で、ある時は立ち止まり、六十秒の制限時間内にトップを目指すのですが、これは難しい。


国散り合戦
これ遊び方知らないのです。すんません。
これ懐かしいと思う人は、今30才前後ぐらいの人かな?


家庭用ファミコンを業務用にしました。
小さな子供でも遊べる、、、大人が懐かしがって、、というコンセプトです。
既存のコインタイマーとテレビ、ゲームを繋げただけなのですが、オーナーの塗装の技術も一級品で、プロの仕上がりです。
このゲームは私の子供6歳児にとってとてもありがたく、ここにくれば真っ先にこのゲームでおとなしくなってしまいます。
ここではうちの子供専用機のような存在です。


番外
ナムコ製
「サブマリン」これ好きでしたねえ。なかり。 水平線に軍艦のシルエットが写ります。大きな船や、小さな船、をめがけ潜望鏡の窓から照準を合わせて、魚雷発射!「シュッ」と言う音と共に、魚雷が軌跡を描いて敵艦めがけて進んでいきます。この個体はある船のみ作動しなくなり、お蔵入りとなりました。記憶では当たった瞬間にバックの空が赤色になったのではないのでしょうか?とても雰囲気のある内容でした。発射した魚雷も左右にコントロール出来たように思いましたが、不動となった今は、確かめようがありません。
この中身について後日、別のオーナーの話を聞くことが出来ました。
それによると、敵艦が沈むときの背景に広がる波紋は、ほんとの水をライトで後ろから照らして、演出しているそうです。オーナーから見てもこの造りは感動するものだったようです。当時ガキだった私ですが、そんなこととはつゆ知らず、ひたすら敵艦沈めて遊んでいました。
これは余談ですが、製造元ナムコはこの修理を厄介なので受け付けないそうです。
そんな殺生なーと思いますが、これも現実。今の基盤とモニターのみのゲーム機のメンテだけとは違うエレメカの厳しさなのです。


そんな訳で、このお店の古いゲーム機はこれでおしまいです。
これからこのての機械は故障すれば静かに消えゆく運命です。モノ自体の大きさと、凝った造りがネックとなり保存が難しいものとなります。
お金を稼ぐ機械としては、もうとっくに寿命は終わっています。でももしどこかに 、このような機械が稼働しているのを見つけられ、懐かしいなと思われたら、少しでも生き延びられるよう、募金箱だと思って実際お金を入れて遊んでください。そしてそのときはできるだけ優しく扱ってやってくださいね。

オーナーさんの代弁でした。
次へ。