太田誠一農相の閣議後会見の主なやり取りは以下の通り。
農相 閣議後に福田首相と会い農相を辞職する決意を固めたとお伝えした。(首相に)預かって頂いている。
--なぜこのタイミングで決めたのか。
今週になって流通ルートの骨格は判明してきた。これだけ大きな社会的な問題になっているので、解決は今の内閣の任期を超えないとできない。(自分の任期は)あと4日だが、農水省全体としての結果責任を明確にした方がいいと思い、辞意を固めた。
--首相からは。
農相 預かっておくと。
--いつ決断したのか。
農相 ずっと考えていた。この出来事が広がった先週末あたりから。
--白須次官が辞めることが影響したのか。
農相 私自身も進退を明らかにしなければと思っていた。同時にということ。
--汚染米の転売問題自体が理由か。発覚後の対応の問題か。
農相 対応ではない。社会問題になって、いずれは政治的な責任も決めないといけないと。
--衛星放送の番組収録で「じたばた騒いでいない」と発言したが。
農相 臨時異例の事態の時に、沈着冷静に行動しないといけない。私自身のことを言った。
毎日新聞 2008年9月19日 11時30分(最終更新 9月19日 13時10分)