Print this Post Article Lists Back

民主党が金大中・盧武鉉政権を再評価へ

 民主党が金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の10年間について、自主的に再評価の作業を進めることを決めた。

 同党関係者は28日、「党内に“民主政府(金大中・盧武鉉政権)の10年間に関する再評価委員会”を設け、経済や南北関係、民主主義・人権、福祉、社会・文化といった分野ごとに評価を進めていくことを決めた。客観性や公正性を確保するため、学界などを含めた専門家グループを形成していく」と述べた。その趣旨については、「政府や与党(ハンナラ党)が“左に偏向した路線の修正”を前面に出し否定している民主政府の10年間の成果を客観的に評価し、国民に正しく伝えていこうというものだ」と説明している。また、再評価の結果については「党が“ニュー民主党プラン”を発表する来年1月ごろの発表を目標としている。ただ肯定的な面だけを強調するのではなく、功罪について冷徹な再評価をしていく」とした。

 同党の今回の取り組みは、金元大統領、盧前大統領との関係を修復し、支持勢力の再結集を図るという目的もある。今年7月に新執行部を発足させた民主党は、金元大統領、盧前大統領を礼遇し関係の修復を図るとともに、党のルーツを求めようとしている。

 同党はまた、再評価の作業が終わった後、金元大統領、盧前大統領の復党の問題や、党本部に写真を掲げることなどについても決める方針だ。

キム・ミンチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る