大麻所持容疑で逮捕され日本相撲協会から解雇された元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロビッチ元力士(20)が29日、東京都内で記者会見し、「幕内に入った途端にアンフェアな取組を強いられてお金を渡された」と語り、現役中に八百長をしていたと発言した。「週刊現代」の八百長報道をめぐり、相撲協会などが発行元の講談社などに損害賠償などを求めている裁判で、被告側証人として出廷する考えだという。
記者会見は講談社側が主導。元若ノ鵬はロシア語の書面を読み、かかわったとする相手力士の名前などの詳細には触れなかった。元若ノ鵬は発言した理由を「今の相撲界は汚い。戻れるとしても、きれいな世界に戻したい」などと語った。
元若ノ鵬は解雇を不服として同協会に力士としての地位確認などを求める訴訟を東京地裁に起こしている。露鵬、白露山の解雇についても「本当に大麻を吸っている力士や親方を処分しないのはどうか」などと述べた。
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検査、解雇の正当性主張=相撲協会が会見-大麻問題