横綱・白鵬関の優勝記念撮影会場でブーツを脱がなかったとしてX JAPANのリーダーYOSHIKIさんが叱責(しっせき)されたことについて、29日、所属事務所「X JAPAN制作運営管理委員会」などが相撲協会に抗議していることを明らかにした。
YOSHIKIさんは、28日、大相撲秋場所が行われた東京・両国国技館の支度部屋で、8回目の優勝を果たした横綱・白鵬関の優勝記念撮影会に参加。ブーツのまま畳の上を歩こうとしたとして、桐山部屋の世話人から怒鳴られた。
これについて事務所側は、支度部屋は人込みのため足元に畳があったか把握できなかったにもかかわらず、入るなり「走れ」とせかされたことを指摘。YOSHIKIさんは「僕はもともと呉服屋の長男です。いくらアメリカ生活が長いとはいえ、平気で畳の上を靴で歩いたりはしません。呼ばれて行ったお客さんをこのように扱う相撲協会って少しおかしくないですか?」と批判している。【西村綾乃】
◇YOSHIKIさんのコメント全文は以下の通り
僕はもともと呉服屋の長男です。いくらアメリカ生活が長いとはいえ、平気で畳の上を靴で歩いたりはしません。人ごみで場所さえ見えない中、「走れ」「早く来い」と言われ、その前にあった記者の壁を通り抜けようとしましたがそれも出来ず、脇の板をステップにしようとしたんですが……それって畳だったんですか? 今でも把握していません。
写真の撮影をした場所は畳だと分かったので、靴は自分から脱ぎました。その後、僕の食事の行った場所に白鵬横綱本人がその時の協会の対応について、わざわざ謝罪に出向いてくれたのですが、お客さんとして呼ばれて行ったお客さんをこのように扱う相撲協会って少しおかしくないですか? 例えそれが僕であれ誰であれ、名前は分からないですが、あの世話人の態度は、人を不愉快にさせますね。
ただし、今回の白鵬の8度目の優勝はとてもうれしく思っています。今後も頑張って欲しいですね。
2008年9月29日