山口県は29日、医師や看護師が搭乗して救急現場に駆け付けるヘリコプター「ドクターヘリ」の導入について、2010年度中の運用開始を目指す考えを初めて明らかにした。県議会の代表質問で二井関成知事が答えた。
県地域医療推進室によると、山口大医学部付属病院(宇部市)、国立病院機構岩国(岩国市)、関門(下関市)の両医療センター、県立総合医療センター(防府市)の4カ所にヘリポートを開設。うち1カ所を基地病院としてヘリ1機を常駐させ、救急患者を最寄りのヘリポートに運ぶ。