いや。
本当は、比べちゃいけない、というか、比べるものじゃない、とは思うんだけど。

どちらも、ハービーさんが撮った“まーくん”の写真集、なわけで。
しかも、どちらの“まーくん”も、撮影時が“27歳”で。
偶然にも。
で、やっぱり、何か“違い”を感じたんです。
片方に。
違和感、というのではありません。
なんというか…、言うなれば、中途半端感、というか。
それは、被写体に対しても、写す側に対しても、です。
出合くんに対して“ツッコミ体質”になっている自分、というのも否めませんが…。
どこか中途半端なんですよ。
主張が見当たらない。
ガツンと訴えかけるモノがない。
求心力が足りない。
コンセプトが、テーマが、作品の意図が、見えてこない。
ただ撮った、それだけというような空気が、ぼんやり漂っているような気がして。
偶然の必然っていうのすら、感じられなくて…。
ハービーさんの撮る写真って、静かなんだけど、クールなんだけど、熱さがあって、ロックで。
そういう印象があったのに。
いや、8年前の写真集には、そのポリシーみたいなのは、写真から浮き出ている気がしました。
でも、今のコレは果たして、って…。
いや、もちろん、いい表情をとらえたカットやシチュエーションも、あるんですよ。
やっぱイイよなぁ、って、目元が緩んじゃうようなショットだって、あります。
けど、それでも、なんか、物足りない。
何度も何度もページをめくって、それでも、見えてきそうで…、…掴めない。
私の、ハービー・山口という写真家に対する、過剰な期待のせいなのか。
私の、出合正幸という俳優に対する、過剰な思い入れのせいなのか。
もどかしい…。
でもね、本気で気に入らないトコもあって。
それは、著者名。
この2冊、その点が真逆です。
なんで?って。
誰か教えてください。
『bridge 22 山崎まさよし×ハービー・山口』
撮影・著作 : ハービー・山口
2000年4月8日発行
『遊休』
著者 : 出合正幸
撮影 : ハービー・山口
2008年9月25日発行…これも愛だと理解してくれる人は、果たしてどれだけいるだろうか。
それでも、握手会に行こうと思う私は、最低のファンですか?
それとも、ファン失格ですか?