今月10日放送の「グータンヌーボ」で赤裸々なトークを展開したのは、レギュラーの内田恭子(32)、JJモデルから芸能界デビューした伊藤裕子(34)、モデルの森泉(25)。各自が撮影場所の店に酒を持ち寄り、酔っ払いながら盛り上がるという“酒グータン”となった。
ちなみに「グータン」とは仏語で「楽しいリラックスした時間」などといった意味。楽しい時間を過ごすために内田が持ち込んだのはワイン、森はシャンパン。しかし、伊藤は焼酎「兼八」の一升瓶! 酒が回るにつれ、恋人や結婚話に花が咲き、顔もまっ赤に…。そんなことまでしゃべって大丈夫?とこちらが赤面するほどだ。
実はここがスタッフの腕の見せどころ。
「出演者同士は事前の楽屋あいさつを一切せず、最初の店で出会うまではあいさつもさせない。店での待ち合わせで初めて会うことで独特の会話が生まれます」とは制作の関西テレビ。トーク中の店内にはビデオカメラの交換時以外、スタッフは立ち入らない。このため、出演者は知らず知らずにプライベートモードにはまってゆくのだ。でも、どうやって撮影しているの?
「通常、このようなトークを収録する場合はカメラ2〜3台が普通ですが、『グータン』では7〜10台を出演者の周囲に配置しています。しかも、出演者にカメラの位置が見つからないように、カメラの前に植木や小道具などを置いて隠しているんです」。つまり“のぞき見感覚”で撮影を進めているというわけだ。
番組内でのトークのVTRは15分強ほどだが、ロケの時間にはナント3時間もかけている。3人で話す濃密な3時間ロケ。他のトーク番組ではここまで深く話すこともないからこそ、「グータン」ではオンナのホンネやしぐさ、行動、性格まで浮き彫りになるのだ。それでも、「もっと本当の自分を知ってほしい」と出演希望者は後を絶たない。来月には初の韓国ロケの模様を放送、新たな取り組みも見逃せない。