首相近く解散日決断 「11月2日投票」の方向与党は29日、2008年度補正予算案の早期成立を訴えた麻生太郎首相の所信表明演説を受け、野党側の協力を得られるかどうか、与野党折衝に本格着手した。首相は民主党の小沢一郎代表が代表質問する10月1日にも衆院解散・総選挙の日程を最終判断する方針。補正審議に入るかどうかにかかわらず、投票日は「11月2日」にする方向だ。 与党側は衆院予算委員会は29日の理事会で、補正成立は「緊急の課題だ」として審議を1日で終え即日採決するよう提案。野党側は「野党だけで2日間の審議が必要だ」と主張し、平行線に終わった。 野党側はこれまで補正予算案審議を衆参各2日で議了すると提案しており、首相はこの線で確約が得られれば補正予算案を成立させた上で解散したい意向とされる。 これに関し、自民党の細田博之幹事長は29日の記者会見で「口約束、書き物、偉い人の裁定と去年1年間、いろいろなやり方をしたが、なかなかその通りにはいかない」と疑念を呈した。
【共同通信】
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