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出演作が目白押しの麻生久美子、「コドモのコドモ」で教師役に挑む
今後の活躍も大いに期待 |
[eiga.com 映画ニュース] 小学生の妊娠・出産を描いたさそうあきらの同名コミックを、「神童」の萩生田宏治監督が映画化した「コドモのコドモ」(9月27日公開)。本作に出演した麻生久美子に話を聞いた。
彼女が演じる新任教師・八木は、教育者としての自負や理想、熱意はあるものの、現実の壁にぶち当たって思い悩む。子供たちからは“ヤギセン”とあだ名されて相手にされず、積極的な性教育の授業が保護者たちや学校側からも非難ごうごう。麻生が出演を決めたのは、そんな八木先生のキャラクターに惹かれたからだという。
「すごくまっすぐで不器用で空回りする。あまりやったことのない役だったので、演じることができれば、自分にとってプラスになるはずだと思いました」
多くの子供たちとの向き合う教師役を演じ、「ひとりひとりが持っているパワーがすごい」と、改めて子供たちの力を感じたという彼女。「子供たちが魅力的で、子供の世界がちゃんと描かれている」と作品の魅力を語る。
「女子同士の仲間はずれとか、心は痛みますがリアルに描いていますし、一方で子供たちの団結力も描かれています。出産に関しては、正直自分でもよく信じられないのですが、そもそも八木先生もそれを信じられないという役どころなので、それはそれで良かったかなと。それに、単にきれいな話として受け入れるだけで終わっていないのも良かったと思います」
今年は「ハーフェズ/ペルシャの詩」に始まり、「純喫茶磯辺」「たみおのしあわせ」「アキレスと亀」など出演作が立て続けに公開された。特に、コスプレ姿を披露した「純喫茶」、訳アリのお見合い相手を演じた「たみお」など、一風変わった役が増えているようにも思うが?
「『純喫茶』と『たみお』は、自分の中でも確かにちょっと普通じゃないかな……という意識はあります。たまたまその2作が連続で公開されたこともありますけど、年齢的にも、白でも黒でもないグレーのような、一筋縄ではいかない役をいただけるようになったこともありますし、ちょうどそういう役に挑戦してみたいというのもありました。女優としてステップアップになるかなと思って。でも、そればっかりでも駄目だろうというのはあるので、次はまた、とりあえずグレーじゃない役をやってみたいですね(笑)」
【関連サイト】
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