大相撲秋場所千秋楽(28日、両国国技館、観衆=11000)前日に優勝を決めていた白鵬が千秋楽を白星で締めくくり、武蔵川理事長が手渡す最初の賜杯をしっかり受け取った。琴光喜に頭をつけられる苦しい展開だったが、辛抱して徐々に攻め返し、寄り切った。「きのう優勝が決まったけど、きょうは思いっきり取れた」と充実感をにじませた。
朝青龍が10日目から休場し、横綱としての責任を一人で背負った。「相撲が強いのは当たり前。品格とか世間的な問題があるので、日本の国技のトップとして引っ張っていきたい」。言葉にも自信があふれた。