コペンハーゲンの人魚姫の像=土佐写す
デンマークの首都コペンハーゲンの観光名所「人魚姫の像」を、2010年の上海万博に出展させる計画を政府が提案したところ、反対の声が上がり、騒動になっている。
政府は、上海万博での首都の売り込み役として、1913年に設置された高さ約120センチの人魚像に目をつけた。バルト海の海水を持っていき、プールを作って展示する計画。像の留守中は、中国人芸術家の作品を代わりに置くという。
ところが、右翼政党の国民党の議員が「国民の誇りをアジアに持っていくなんてグロテスクな計画だ。だれがニューヨークの自由の女神を貸し出そうと考えるのか」とかみついた。地元紙も計画をやめさせる特集を始め、人魚像の制作者の孫までが「首都のランドマークを中国に持っていくなんて……」と反対に回っている。(ロンドン=土佐茂生)