ニュースリリース

事故米転売に関する報道について

平成20年9月29日
国分(株)〔会長兼社長・國分勘兵衛、本社・東京都中央区〕は、一部の報道機関により『今
年1月から2月、三笠フーズのグループ会社「辰之巳」から仲介を依頼され、農薬「アセタ
ミプリド」に汚染されたベトナム産米計約16トンを熊本県の酒造会社「六調子酒造」と「抜
群酒造」に転売した。』と9月27日から28日にかけて報道されました。その経緯に関わる
事実関係は以下の通りであります。

1.ベトナム米取引の経緯
弊社は2006年9月より本年2月まで、米穀卸「辰之巳株式会社」より醸造用のベト
ナム米を仕入れ、熊本県の「六調子酒造株式会社」と「抜群酒造合資会社」の2社に販
売をしておりました。辰之巳株式会社を通してのベトナム米の取引は直送形態を取った
帳合取引であり、相手先は上記2社のみであります。

2.事故米混入の疑いのある米の取引内容
9月5日、弊社は納入先の酒造会社より、本年1月から2月にかけて納品したベトナム米
に事故米が混入した疑いがあるとの連絡を受けました。弊社は納入先両社と連絡を取
ると同時に、製造、販売状況の確認および対応を協議致しました。なお、混入の疑いが
ある取引内容は、六調子酒造株式会社向けが9トン(1月23日納入分)、抜群酒造
合資会社向けが7.2トン(2月7日および19日納入分)の合計16.2トンであります。

3.2社における製造、販売状況
 2社との状況確認および協議により、六調子酒造株式会社向けについては、「事故米の混
入した疑いのある製品は、市場には一切出ておらず、1本のタンクに保管中。」抜群酒造
合資会社向けについては、「事故米の混入した疑いのある製品約520本の自主回収を実
施、その他市場に流通している製品については、事故米の混入した疑いはない。」との確
認がとれました。両社に対しては、納入業者として陳謝するとともに、事後の対応については
全面的な協力体制を講ずる旨を表明し、両社の了解を得ております。

4.弊社の今後の対応について
 弊社は取引納入業者として、事故米の疑いのある米を弊社が納入した事実について、今
般の件を真摯に受け止め、今後の対応として
・外国米の販売停止
・事故米取り扱い企業との取引中止
・安全確保に向けた取り組み強化
以上3点を誠実に実行してまいります。

皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

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