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福岡アジア文化賞で大賞を受賞し、花束を贈られ笑顔を見せる香港の映画監督アン・ホイさん(中央)=10日夕、福岡市中央区
アジア文化の保存と創造に貢献した個人や団体に贈られる「第19回福岡アジア文化賞」(福岡市など主催)の授賞式が10日、福岡市内であり、香港の映画監督アン・ホイさん(61)に大賞が授与された。女性の大賞受賞は初めて。
式には秋篠宮ご夫妻ら約1000人が出席。アン・ホイさんは「私は自分を芸術家と思ったことはなく、一介の映画人として人の喜びや悩みを描いてきた。これまで仕事を支えてくれた方々に感謝します」と喜びを語った。
アン・ホイさんは1979年に映画監督としてデビュー。アジアを代表する女性監督として活躍し、ベトナム難民を扱った社会派の作品からコメディータッチの作品まで幅広いジャンルの映画を制作している。