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長野市でチベット僧が44年前に建てた仏塔を訪ねるツアー

9月29日(月)

善光寺裏山の宝篋印塔に参拝する参加者

 県内の僧侶らでつくる市民グループ「チベットの風」は28日、44年前に日本に亡命していたチベット仏教の高僧ケツン・サンポらが長野市の善光寺裏山に建立した仏塔「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」に参拝した。

 市内外から参加した18人は、善光寺仁王門から約2キロ歩いて現地へ。塔はチベット人3人と県内外の僧侶や市民が、柳町中学校(長野市三輪)などの協力を得て建立した。内部には、当時の生徒らが千曲川で拾い集め、チベット人らが経文を書き込んだ石と経巻10巻が納められている。

 4月の聖火リレーで初めてチベットに興味を持ったという長野市三輪の西勲さん(75)は「40年余り前から長野とチベットがかかわっていたとは、何かの縁みたいなものを感じる」と話していた。

 同市西町の西方寺では演奏会が開かれ、チベット人音楽家・テチュンさんが三味線のような「ダムニュン」や横笛の「リンブ」といった伝統楽器の演奏と歌を披露した。

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