岡山放送局

2008年9月28日 20時9分更新

旧大國家住宅の一般公開

江戸時代に建てられた地主の屋敷で国の重要文化財に指定されている和気町の「旧大國家住宅」が28日一般に公開され大勢の人たちが見学に訪れました。
「旧大國家住宅」は、江戸時代中期に酒造業や水運業で財を成した大森家が建てて、その後、大地主の大國家が住んだ屋敷で、国の重要文化財に指定されています。

一般公開は建物を管理している和気町が郷土の文化財への関心を深めてもらおうと行ったもので、訪れた人たちは茅葺きの入母屋造りの屋根や茶室風の蔵座敷などを見て回っていました。

また、大國家の親せきにあたり、学生時代にこの屋敷に住んだことがあるという国際医療ボランティア団体・AMDA代表の菅波茂さんによる講演も行われました。

菅波さんは「高い天井や風通しの良い中庭など、蒸し暑い夏を快適に過ごす工夫が取り入れられていて当時の建築技術の高さを感じることができる」などと説明していました。