このイベントは岡山県内の酒蔵有志でつくる岡山県産酒を推奨する会が開きました。日本酒の魅力を広くPRするのが狙いです。目玉イベントの一つ「初呑切」の会場は、大勢の日本酒ファンでごった返しました。酒蔵では、秋の商品出荷の前に貯蔵タンクの酒を抜き取り、品質検査を行います。この酒は無濾過の原酒で、通常、酒蔵でしか飲めません。会場には試飲コーナーもあり、訪れた人はそれぞれの酒蔵が持ち寄った自慢の一品を味わっていました。国内では日本酒はビールやリキュール類に押されて消費が伸び悩んでいることから、県内の酒蔵は「酒は文化」と銘打ち、日本酒ファンの裾野を広げようと活動しています。また、会場では日本バーテンダー協会倉敷支部も応援に駆けつけ、日本酒を使ったカラフルなオリジナルカクテルを発表しました。
「三白市」と名づけられたこの朝市は、児島駅前商店街連盟が活性化のために開きました。「三白」とは児島の産業を支えた塩、綿花、イカナゴの3つの白を現しています。開催初日は、17の店が軒を連らね新鮮な野菜や果物のほか植木などが販売しました。中でも人気を集めたのは、地元の製塩会社が作った最高級の塩を100円で袋に詰め放題のコーナーです。訪れた主婦らはスコップで袋いっぱいに塩を詰めていました。児島の駅前商店街は築20年を迎え、人通りも少なくなり、商店街連盟ではてこ入れ策を模索していました。この朝市は毎月最終日曜日に行われ、次回は10月26日に実施されます。
このコンサートは、倉敷川の水辺環境に関心を高めてもらうため、はじめて行われました。藤棚の下に作られた特設ステージでは、くらしき作陽大学出身のエレクトーン奏者内藤貴雄さんとソプラノ歌手の本村聡子さんが動揺や歌謡曲など、11曲を演奏しました。また、倉敷川をイメージして内藤さんが作曲した「思い出の倉敷川」も演奏されました。会場となった親水公園には、市民およそ150人が集まり、秋の気配を感じながらエレクトーンの音色に耳を傾けたり一緒に歌ったりして水辺のコンサートを楽しんでいました。