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ソマリアの海賊、日本の貨物船を身代金2億円で解放

  • 2008年09月28日 09:19 発信地:モガディシオ/ソマリア
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仏海軍フリゲート、クールベ(Courbet)上空を飛ぶ哨戒機アトランティック(Atlantique、ATL2、2008年9月16日提供)。(c)AFP/MARINE NATIONALE

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【9月28日 AFP】ソマリアの海賊に乗っ取られている十数隻の商船のうち、日本の貨物船が27日、200万ドル(約2億1200万円)の身代金と引き換えに解放された。地元当局が明らかにした。

 日本の「ステラマリス(Stella Maris)」号は、7月20日に乗っ取られた。鉛とスズを積んでおり、フィリピン人乗組員約20人が乗船していた。

 ソマリア北東部プントランド(Puntland)独立州当局によると、解放されたステラマリスは係留されていた沿岸のGarad村から無事出航した。船員援助計画(Seafarers Assistance Programme)のAndrew Mwanguraケニア支部長も、同船の解放を確認した。

■エジプト船も解放
 エジプトの中東通信(MENA)も同日、今月初めにプントランド沖で海賊に乗っ取られた乗員25人を乗せたエジプトの船が、26日午後に解放されたことを報じた。海賊は人質と船を解放する代わりに身代金を要求していたが、身代金の支払いについては明らかにされていない。

■相次ぐ乗っ取り、戦車積載の貨物船も
 一方、マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)にある国際海事局(International Maritime BureauIMB)の海賊情報センター(Piracy Reporting Centre)によると、アデン湾(Gulf of Aden)で26日、乗員19人を乗せた化学薬品を輸送中のギリシャのタンカーが、ソマリアの海賊に乗っ取られた。

 26日には、ケニア軍向けのT72型戦車33両などの兵器を輸送中のウクライナの貨物船も乗っ取られ、ロシア政府がソマリア沖へフリゲート艦を派遣している。(c)AFP

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