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県立守山養護学校:「大津校舎を存続させて」 守る会、病弱教育への思い語る /滋賀

 大津赤十字病院の敷地内にある県立守山養護学校大津校舎(大津市長等1)の存続を求めて活動する「入院しながら学べる大津校舎を守る会」(西條素子代表)は27日、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センターで、「病弱教育への思いを語る会」を開いた。

 校舎は、来年12月で同病院からの借地期限が切れる。同会は、卒業生や保護者らが4月に結成、6月に、嘉田由紀子知事らあてに約1万5000筆の署名を添えた要望書を提出した。署名は27日現在、約2万6000筆に達している。県教委によると、病院から施設を返還するよう打診されており、今後の対応を協議中という。

 語る会は、期限切れをにらみ、粘り強い活動を続けていくために開催。卒業生らが校舎での思い出を話したり、保護者や元看護師らの手記を読み上げるなどして、改めて校舎の必要性を確認した。

 腎臓の病気で同病院に入院、小学5、6年を校舎で学び、現在は京都市内の福祉施設で働く仲松大樹さん(21)は、文化祭や卒業式のスライドをバックに思い出を振り返った。「毎日をとても楽しく過ごせた。入院中、ベッドの上で1日を過ごすのはしんどい。大切な母校を存続させてください」と訴えた。

 守る会は、卒業生や保護者ら約30人の思いをまとめた手記集も製作。今後も署名活動などに取り組む。問い合わせは電子メール(otsu.mamoru@gmail.com)で。【南文枝】

毎日新聞 2008年9月28日 地方版

 
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