ESD国際シンポジウムは、今月24日から岡山県内を中心に開催されており、岡山市・倉敷市・早島町の4つの公民館で地元の特産品をテーマに交流会が行われました。真備公民館にはネパールやフィリピンから訪れた海外ゲスト5人が参加し、はじめに箭田地区まちづくり推進協議会のメンバーとともに竹とんぼや竹笛を作り、交流しました。つづいて、郷土料理研究会が作ったタケノコ料理を味わいました。この国際シンポジウムは大量生産・大量消費を中心に据えてきた「開発」によって環境問題などのさまざまな問題に直面している今の持続不可能な社会を「コミュニティ」や「食」の面から考え直そうと、岡山県国際団体協議会などが開催しているもので、28日に岡山市の京山公民館でグループ別の発表や総括が行われ、幕を閉じます。
れとろーどは総社市文化協会が古い町並みや空き家を活用し、町の活性化を図ろうと3年前から行っています。総社商店街には1キロにわたって展示や飲食店が並び、訪れた人が古きよき昭和の時代を懐かしんでいました。このうち、総社高校は空き店舗を利用し、文化祭で展示した作品を出品したり、あやとりやメンコ、駒などの懐かしい遊びを来場者と一緒になって楽しみました。また、商店街の一角にある江戸時代の建物、堀和平の生家が「堀家住宅の利用を考える会」によって一般公開されました。堀和平は明治初頭にいち早く洋画を学び、岡山県洋画界の先駆者と言われた人物で、普段は見ることのできない建物の内部を訪れた人が見入っていました。このイベントは28日まで総社商店街で開催されます。
今回のテーマは「花・凛として」。秋の彩りを会員たちが一厘の花に託しました。会場には大作から小品まで97の作品が並べられました。秋の作品展はツルウメモドキやツタウメなど「実もの」と呼ばれる花材に朽ち葉や枯れ枝を組み合わせ季節の移り変わりを表現している点が特徴です。またコスモスやリンドウ、ケイトウといった秋を代表する花もふんだんに使われています。色鮮やかな春の作品展と違い、秋の作品展では色の数が少ない分だけ「いかに花を美しく見せるか」が重要で会員たちが工夫を重ねています。今回の作品展では青年部のメンバー22人が合同作品を持ち寄り、秋の野を表現した作品も出品されました。会場には大勢の生け花ファンが訪れ、作品の前で立ちどまりじっと見入っていました。池坊玉野中央支部の展示会は28日も玉野レクレセンターで開催されています。