会長の澤口俊之です。初めてブログを書きます。よろしくお願いします。 (以下,「である調」で書きます)
本来なら,HPができたときに真っ先にブログを書くのが会長の務めである。 それがこんなに遅くなってから書くとは何事か,と私自身情けなくも反省している。
だが,何事にも理由がある。
ちなみに,「何事にも理由がある(因果関係がある)」というのは科学者の基本的な考え方で,私は科学者(脳科学者)なので,この考え方が脳内に深く浸透している。
で,やはり「ブログ書き遅延」にも理由があって,それは「ブログを自身で書いてきた経験に基づくブログ無意味説」である。
こうしてブログを書きながら「ブログ無意味説」を開陳するとは何事か,と自分でも思うので,この説を詳述することは避けたい。ただ,私的なブログを週3回ほどのペースで1年以上書いてきた経験はそれなりに重い。
1)ネット上の非情報・情報の洪水を助長するにすぎない。
2)日本では科学リテラシーが低くて,まともな(科学的な)情報・言説を発信しても(引用文献付き),理解されないことが多い(誤解もされる)。
3)発信内容がしばしば剽窃される。
私の私的サイトでのブログを読んで下さったことのある方は少ないと思うが,世に発信する以上,単なる日記や独り言ではなく,まともな(科学的な)情報・言説を書くべく努力し,その内容は(かなりの来訪者から)「レベル・質が高い」と評価して頂いていた。
しかし・・・,上記3点の理由で,自身のブログは閉じて久しい。
科学者はオリジナリティやプライオリティを重視する。ブログもそうした性質をもつ,いわば「知的財産」の一つだとどうしても考えてしまうし,そのような内容にすべく無意識にも努力してしまう。
なので,1)と2)はともあれ,3)はかなり虚しい,というか,科学の世界ではあり得ないことである。そのありえないことがしばしば起こるので,嫌気がさした,ということが大きい。
というわけで,ブログ無意味説を抱いてしまうようになった次第だ。
だが・・・,思えばブログで「科学的言説」など書こうとしていたことが大きな間違いであったともいえる。「知的財産」にならないようなテキトーなことを書けばそれでよろしい,ともいえる。
このサイト,つまり「北海道のお魚を愛する会」では科学的言説など不要,というか,そうした内容はむしろこのサイトでは浮いてしまうことは必至である。
というわけで(前置きが長い!),今後「テキトーなこと」を書いて行きたいと思う。
・・・と言いつつ,おそらく「なぜ私たちは魚を愛するのか,愛するべきなのか」ということを書いてしまうはずで,その内容はかなり科学的言説に近いものになってしまう気がする。
実際問題として,「何事にも理由がある」ので,魚を愛することにもそれなりの理由がある。その理由があればこそ,脳科学者たる私が会長を務めているともいえる。
そういうわけで,今後のブログでは「魚を愛する(愛すべき)理由」を少しずつ書いてゆくことになると思う(流石に引用文献は付けないつもりだが・・・)。
お付き合い願えれば幸いです。
(ちなみに,以前の私的ブログは「長すぎる!」という欠点があって,その欠点がここでも露呈してしまったので,以後,注意したい)。
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