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プロ野球の新庄剛志、サッカー日本代表中田英寿、フランス代表ジダン、F-1のシューマッハ、名馬ディープインパクトなど、今年はまだまだ現役を続けられそうな大物が相次いで引退。ORICON STYLEがアンケートを行ったところ、“過去の引き際が印象的だった人気者”にはこんな人たちがいた(ランキング表参照)。
今年の引退組、W杯直後の突然の引退が記憶に新しい中田英寿は2位。「これからの人生を考えての彼らしい引退だったと思う」(大阪府/男性/20代)、「自分のピークを知っていて、なお余力を残して次のステージへ進むところ」(東京都/男性/20代)、「まだやれそうなのに・・・でも、絶対カムバックとかしないような気がする。かっこいい!」(岩手県/女性/40代)と、その潔さが賞賛された。
今年のプロ野球を大いに盛り上げ、惜しまれながらもまもなくユニフォームを脱ぐことが決まっている新庄剛志は3位。「サプライズ引退宣言だった」(神奈川県/女性/40代)、「まだまだやれるのに…」(三重県/男性/30代)と彼の引退を悲しむ声は多い。その一方、「最後に優勝したから」(北海道/女性/10代)、「有終の美!!」(北海道/女性/20代)などその引き際と最後を締めくくる活躍ぶりを褒め称える声も多く寄せられ、地元のファンからも感謝と共に送り出されている。
ディープインパクトは5位で、「まだまだ十分活躍できそうな期待大の馬なのに残念。凱旋門賞もリベンジして欲しかったけれど、馬産界からは将来を担う若馬スターの誕生を託されています。スター馬の一生としては惜しまれつつの引退はとても輝かしいのでは・・・」(兵庫県/女性/40代)とパーフェクトなタイミングにファンも納得せざるを得なかったようだ。
4位は1991年に引退した千代の富士。「新しい世代の台頭を感じ、自分の限界を知り、引退したと思うから」(北海道/男性/30代)、「男らしい会見が心に残った」(神奈川県/男性/30代)と、可能性を残しながらも後進に道を譲った懐の深さが、今でも人々の心に残っているようだ。
では、2位以下に倍以上の票差をつけて圧倒的な支持を集めた第1位は誰かというと、1980年10月5日に日本武道館で引退コンサート行った山口百恵。引退時の年齢は弱冠21歳。『さよならの向う側』を歌い終えてステージにマイクを置いたシーンは、もはや伝説になっている。アンケートでも、「一番華やかな時に結婚引退という、当時誰もがうらやむ形で伝説のまま終わっているから」(北海道/女性/40代)、「引退してすぐに戻ってきてしまう芸能人が多い中、一切出てこないで、よき妻、よき母を続けているから」(熊本県/女性/30代)、「潔く、美しかった」(京都府/男性/40代)と大絶賛されている。
彼らに共通するのは、ピークに引退する美学だ。人気絶頂の国民的英雄がアッサリとその地位を捨てることは、ファンに強烈な印象を与える。そして、新たなステージへ飛び立ち、決してカムバックしない潔さ。今年は歴史に残る引退劇をたくさん目にする年になった。
(内山磨魅)
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(2006年10月14日〜10月16日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の計2000人にインターネット調査したもの)
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